野菜がハンパにあまったときの2つの使い方
こんにちは! 野菜料理家の庄司いずみです。
仕事でも野菜料理ばかりを作る毎日ですし、家族のためのごはんもたっぷりの野菜を心がけているので、わが家の冷蔵庫にはいつも野菜がたくさん入っています。
あまらせないよう気はつけるのですが、ふと気がつくとにんじんの切れ端が転がっていたり、だいこんがハンパに残っていたり、ピーマンが1/2個だけ残っている、なんてことも。
今日は、そんなハンパ野菜の使い方を紹介しましょう。
「どれもこれもちょっとずつ残っちゃった」というときに、私がよく作るのがあまり野菜のチヂミ風。
葉野菜ならザクザク切り、根菜やきのこ類などなら細切りに。一種類の野菜だけでもいいし、アレコレ混ぜてもかまいません。ここにほんの少しの醤油を回しかけてから、片栗粉と小麦粉を半々くらい振り入れます。
量は目分量なのですが、野菜の量に対して4分の1くらいの粉が目安。そこに水を少しずつ加え、種がまとまったらOK。油を熱したフライパンに広げてこんがり焼きます。
これを食べやすく切ったら出来上がり。酢醤油など、好みのたれにつけていただきます。
使う野菜は何でもよくて、写真はごぼうとぶなしめじのチヂミですが、細切りのピーマン、にら、にんじん、だいこんなどでもいいですし、水菜や小松菜などでも。青菜をたくさん入れるときは水が出るから気持ち粉を多めに入れるのがコツ。
ハンパ野菜が一気に片づき、それなりにお腹にたまるおかずになるのだから、主婦にとっては大助かり。野菜と一緒にたっぷりの胡麻を混ぜ込んだり、細切りのザーサイなどを入れるとおつまみなどにもピッタリです。
ハンパ野菜の使い方として、もう一つおすすめなのが、肉みそならぬ野菜みそ。これは葉野菜よりは根菜やきのこが向いているのですが、あまり野菜をなんでもすべて粗いみじんに刻んでしまいます。
そうしたら後はみそと酒を加えてコトコト煮詰めるだけ。
みその量は野菜の総量に対し、根菜だけで作るなら1/4量くらい。きのこが入った野菜みその場合、きのこはグッとカサが減るから、みそは1/6~1/8量くらいに調整します。
酒の量はみそと同量。全部を鍋に入れたらヘラでかき混ぜながら弱火でじっくり練ります。酒と野菜の水分が煮つまり、みその固さと同じくらいになったら出来上がりです。
具だくさんの野菜みそ、味は薄味なので、そのままおそうざい感覚でごはんのおともにモリモリ食べられますし、4~5日は冷蔵庫で保存もできます。もっと保存したいときは、野菜とみそを同率くらいにすれば1週間くらいはゆうに持ちますよ。
ごはんにのせるほか、豆腐にのっけたり、キャベツやレタスに包んで食べても。野菜があまって困ったら、ぜひお試しくださいね。
庄司いずみ
公式アメブロ http://ameblo.jp/izumimirun/
Facebook http://facebook.com/izumimirun