箱根・芦ノ湖の絶景を眺めて野菜たっぷりのポトフ
東京から気軽に出かけられる箱根温泉郷は、箱根十七湯とよばれる温泉地が全山に点在しています。豊富な湯量の温泉が湧き、場所によって泉質も異なりますので、湯めぐりをするのも楽しいエリアです。日帰りでもたっぷり楽しめますが、宿に泊まって箱根をぐるりと一周する旅も楽しいものです。そして実は箱根めぐりは美と健康にいいのです。
その理由は、各名所をめぐると標高差があるということ。入り口である湯本温泉は標高96m、宮ノ下は420m、強羅は541m、大涌谷まで登れば1044m、芦ノ湖は723m。標高差がある場所を行ったり来たりすると、気圧の変化から心拍数が上がり、血行促進して代謝も上がってきます。車も気軽ですが、五感を刺激して脳内ホルモンを活性化させる“アンチエイジングな旅”を目指すなら、周遊パスを使って様々な乗り物での移動がおすすめです。箱根登山鉄道は、ガタゴトと山を登っていく車窓の風景がすばらしく、スイッチバックしながら急坂を登るプロセスは山岳鉄道の醍醐味です。11月には新型車両アレグラ号がデビューしますので、スイスのリゾート列車気分も味わえるはず。強羅からはケーブルカー、ロープウェイと乗り継ぎ、大涌谷へ。
ここまでくると標高1000mを超える山岳性気候となり、心拍数があがって代謝も活発に!黒たまご茶屋までの散策は、いわば高地トレーニングのような効果が期待できるというわけです。これからの季節はススキ越しに雄大な富士山の姿を眺めることが出来て感動もひとしおです。適度に代謝が上がったら、芦ノ湖へと下ります。そこからは海賊船で芦ノ湖を横断。心地よい涼風を感じながら進む船旅の時間は、華やいだ気分になりお肌もイキイキ輝いてきます。
さて、今回のキレイになる旅ごはんは元箱根港のすぐ横にある「ベーカリー&テーブル箱根」。ここでわたしが断然お勧めしたいのは3階にあるレストランです。
オープンキッチンになっている大きなカウンターの向こうは全面ガラスの大パノラマ。芦ノ湖の絶景が一望です。箱根神社の鳥居や行き交う遊覧船を眺めながら目の前で料理人が仕上げるサンドイッチやデザートなどをいただけるのです。
野菜不足を一気に解消したい時には、ここのポトフ。秋冬は温かなポトフですが、夏場は野菜畑のような冷製ポトフ。
ビタミン、ミネラル、酵素、食物繊維たっぷりの美しい野菜たちがぎゅぎゅっと詰まった逸品です。中には箱根山麓豚も入っていてビタミンBやタンパク質も一緒に摂取できます。ベーカリーで焼きあげたパンもついて大満足。野菜でおなかいっぱいになれるヘルシーランチです。
1階はベーカリーショップ外は足湯になっているカウンターもあってコーヒーもいただけます。お土産に買いたいのは、名物の限定パン「箱ね」。レンコン、ニンジン、ごぼうなどの根菜がぎっしり入ったキューブ型(箱型)の可愛いパンです。
ベーカリー&テーブル箱根
神奈川県足柄下郡箱根町元箱根字御殿9-1
tel 0460-85-1530
石井宏子
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