ベリー類やパプリカで赤いスムージーを作っていたミーナですが、ベリーを温かいスープに使うなんて、おしゃれなレシピですね。赤い色で、元気がもらえそう!
βーカロテン、アントシアニン、アスタキサンチン
ファイトケミカルたっぷりのスープ&煮込み料理
「ファイトケミカル」は、野菜や果物に多く含まれる機能性成分のこと。 「体のサビ」すなわち酸化を抑える働きや脂肪燃焼効果、美肌効果、そして、抗酸化作用、免疫力アップ、老化予防など、さまざまな健康効果もありOurAge世代にうれしい成分がいっぱいです。
そこで、ファイトケミカルの特性である「加熱に強く、水や油に溶け出しやすい」ところを生かして、スープや煮込みにしてはいかがでしょうか。
ここでは、OurAge世代の美と健康をサポートする成分が凝縮したメニューをご紹介していきます。ぜひ毎日の食卓に!
今回は、高い抗酸化力や美白効果、脳の若返りで注目の成分などが豊富に含まれた、赤いベリーを使った珍しいポタージュレシピをご紹介します。
アンチエイジング効果の高い
ベリーを爽やかなスープ仕立てに
ベリー類に含まれるフィセチンは脳の若返りで注目の成分。種に多く含まれるため、よく咀嚼してとるのがポイントです!
【赤パプリカとベリーのポタージュ】
上質のオリーブオイルが、ベリーの酸味をやわらげてくれます。
■材料(作りやすい分量)
赤パプリカ1個 赤色系のベリー(いちご、ラズベリーなど)100g
水100㎖ 白ワインビネガー大さじ1 塩・こしょう各少々
エクストラバージンオリーブオイル適量
■作り方
❶赤パプリカをラップで包み、600Wの電子レンジで約5分加熱。薄皮と種を取り除きます。
❷①とベリー、水をジューサーにかけます。
❸白ワインビネガー、塩、こしょうを加え、味を調えます。
❹器に注ぎ、オリーブオイルをたらし、ベリー(分量外)を飾ります。
いちご&ラズベリーに含まれる
〈エラグ酸、フィセチン〉
エラグ酸はいちごやラズベリーに含まれるポリフェノールの一種。高い抗酸化パワーを持っています。さらに、美白効果も高く、化粧品にも使われています。フィセチンは、脳の記憶力向上効果がマウス実験で認められ、注目を集めています。
次回は、トップクラスの抗酸化力を持つ玉ねぎを使った定番スープのレシピをご紹介します。
撮影/板野賢治 料理・スタイリング/沼津りえ イラスト/かくたりかこ
構成・原文/瀬戸由美子