国民食ともいえるカレー、ミーナももちろん好き。中でもスープカレーはあっさりしているので、食べやすいですよね。ごろごろ野菜とも相性抜群、ファイトケミカルをモリモリ摂れそう。
βーカロテン、アントシアニン、アスタキサンチン
ファイトケミカルたっぷりのスープ&煮込み料理
「ファイトケミカル」は、野菜や果物に多く含まれる機能性成分のこと。 「体のサビ」すなわち酸化を抑える働きや脂肪燃焼効果、美肌効果、そして、抗酸化作用、免疫力アップ、老化予防など、さまざまな健康効果もありOurAge世代にうれしい成分がいっぱいです。
そこで、ファイトケミカルの特性である「加熱に強く、水や油に溶け出しやすい」ところを生かして、スープや煮込みにしてはいかがでしょうか。
ここでは、OurAge世代の美と健康をサポートする成分が凝縮したメニューをご紹介していきます。ぜひ毎日の食卓に!
今回は、たくさんの野菜を入れていろいろなファイトケミカルが摂取できる、スープカレーのレシピをご紹介します。
カラフルな野菜をたっぷりと。
ターメリックの健康効果にも注目!
色とりどりの野菜で多種のファイトケミカルを摂取。野菜不足を一挙に解消できる一皿です。
【ごろごろ野菜のスープカレー】
スパイスはよく炒めると、ぐんと香りがよくなります。
■材料(2人分)
鶏手羽300g 玉ねぎ(みじん切り)1個
にんにく(みじん切り)1片分(10g)
しょうが(みじん切り)1片分(10g)
ドライバジル小さじ1 オリーブオイル大さじ1 クミン小さじ1
ターメリック小さじ1 コリアンダー小さじ1 カレー粉大さじ1
薄力粉大さじ1 はちみつ小さじ1~2 しょうゆ小さじ2
塩小さじ½ こしょう少々 水800㎖
焼き野菜用の野菜
■作り方
❶鍋にオリーブオイル、玉ねぎ、にんにく、しょうが、ドライバジルを入れ、弱火で玉ねぎがしんなりするまでよく炒めます。
❷スパイス類、薄力粉を加え、香りがたつまでよく炒めます。
❸水100㎖を②に加えてのばし、さらに残りの水700㎖を加えて混ぜます。
❹鶏手羽を加え、アクを取りながら中火で約30分煮込みます。
❺はちみつ、しょうゆ、塩、こしょうで味を調え、焼き野菜(※)とともに器に盛りつけます。
※焼き野菜
ピーマン、れんこん、パプリカ、かぼちゃ、いんげんなど。好みの野菜を食べやすい大きさに切り、オリーブオイル、塩・こしょうをふって160℃のオーブンで約15分焼きます。
ターメリックに含まれる
〈クルクミン〉
カレーのスパイスのひとつ、ターメリック(うこん)の黄色色素。ポリフェノールの一種で、強い抗酸化作用を持っています。また、肝機能を向上させる効果や、コレステロール値を低下させる効果なども期待されています。
次回は、アンチエイジング食材としても注目のサーモンを使った、簡単&おしゃれなレシピをご紹介します。
撮影/板野賢治 料理・スタイリング/沼津りえ イラスト/かくたりかこ
構成・原文/瀬戸由美子