こんにちは、花粉症に苦しんでいるミーナです。免疫力アップのためにも、ファイトケミカルを意識した食事をこころがけるつもり。今回ご紹介する「牛肉の赤ワイン煮」のような立派なメニューは、うれしいですよね。
βーカロテン、アントシアニン、アスタキサンチン
ファイトケミカルたっぷりのスープ&煮込み料理
「ファイトケミカル」は、野菜や果物に多く含まれる機能性成分のこと。 「体のサビ」すなわち酸化を抑える働きや脂肪燃焼効果、美肌効果、そして、抗酸化作用、免疫力アップ、老化予防など、さまざまな健康効果もありOurAge世代にうれしい成分がいっぱいです。
そこで、ファイトケミカルの特性である「加熱に強く、水や油に溶け出しやすい」ところを生かして、スープや煮込みにしてはいかがでしょうか。
ここでは、OurAge世代の美と健康をサポートする成分が凝縮したメニューをご紹介していきます。ぜひ毎日の食卓に!
今回は、赤ワインに含まれるポリフェノールを、美味しく効率的に摂取できる牛肉の煮込み料理レシピをご紹介します。
アルコールに弱い人も
赤ワインのポリフェノールを安心して摂取!
赤ワインの渋み成分がポリフェノール。味の面でも渋みのあるフルボディがおすすめです。
【牛肉の赤ワイン煮~温野菜添え~】
丸ごと焼いた玉ねぎを添えれば、さらに抗酸化成分を摂取できます。
■材料(2人分)
牛バラ肉(かたまり)300g 塩小さじ½ 黒こしょう少々
薄力粉小さじ1 オリーブオイル大さじ1 玉ねぎ(薄切り)½個分
セロリ(薄切り)¼本分 バター10g にんにく1片
赤ワイン400㎖ はちみつ大さじ2 しょうゆ大さじ1 クレソン適量
■作り方
❶牛肉を5㎝角に切り、塩、こしょう、薄力粉をまぶします。
❷熱したフライパンにオリーブオイルを入れ、①を全体に焦げ目がつくように焼きます。
❸鍋にバター、にんにくを入れ、火にかけます。玉ねぎ、セロリを加え、弱めの中火で10分程度よく炒めます。
❹③にはちみつ大さじ1を加え、さらに5分弱火であめ色になるまでよく炒めます。❺④に赤ワイン、②、ブーケガルニ(※1)を加え牛肉が柔らかくなるまで約30分煮込みます。
❻残りのはちみつ、しょうゆ、ブールマニエ(※2)を加え、つやが出るまで弱火で煮込みます。
❼皿に盛りつけクレソンを添え、別皿に温野菜(※3)を盛りつけます。
※1:ブーケガルニ
ローリエ1枚、タイム1本、パセリの茎1本をひとつにまとめておきます。
※2:ブールマニエ
バター、薄力粉各大さじ1を混ぜ合わせておきます。
※3:温野菜
小玉ねぎはアルミホイルに包み、オーブンで20分焼きます。モロッコいんげんは塩ゆでにします。
赤ワインに含まれる
〈レスベラトロール〉
ポリフェノールの一種。強い抗酸化力を持ち、「長寿遺伝子(サーチュイン遺伝子)を活性化させる働きがある」との研究発表で、一躍話題に。がん予防、美肌、脳の活性化、メタボ予防(脂肪の蓄積を抑制)などの効果でも注目されています。
撮影/板野賢治 料理・スタイリング/沼津りえ イラスト/かくたりかこ
構成・原文/瀬戸由美子