見た目が美しいジャーサラダは、ホームパーティーに呼ばれた時、持って行くと喜ばれそう。作るコツは料理のウデより美的センスかも。ミーナ、頑張ります。
大流行中のジャーサラダに元気の素をギュッと詰めて
NY発! ジャー(ガラス瓶)にサラダを詰めた「ジャーサラダ」が今、大人気。その魅力は、密閉することで鮮度が長持ちすること。休日に作って冷蔵庫に入れておけば、平日の朝食やランチ、ディナーに。いつでも新鮮なサラダが食べられます。
そんな「作りおき」の魅力に、美容と健康が気になるマイエイジ世代ならではのひと工夫を加えてみませんか。
疲労回復やデトックス、アンチエイジングなど、欲しい健康効果を意識して素材を組み合わせてみましょう。野菜だけでなく、ボイルした肉や魚介も取り入れると、栄養バランスがアップ。忙しい自分のため、家族のため、冷蔵庫に元気の素をストックして。
ジャーサラダの作り方はシンプル。ポイントをいくつか(下記のコラム参照)押さえたら、あとは自由に瓶に詰めるだけ。野菜を規則的に並べ、レイヤー状の模様を作るのがスタンダードですが、そこはちょっぴりラフでもOK。素材の自然な表情を楽しんで。
粘膜を守り、細胞を元気にするビタミンが豊富。
鶏ささ身とマッシュルームの美肌サラダ
■材料(500㎖のジャーの場合)
鶏ささ身100g マッシュルーム(ブラウン、ホワイトを合わせて)15個
ブラックオリーブ10個 マイクロトマト30g
オリーブオイル大さじ2 白ワインビネガー大さじ2
にんにく½片 赤唐辛子½本
塩・こしょう各少々
■作り方
❶鶏ささ身はボイルしておく(水の入った小鍋に入れ、沸騰したら火を止めてそのまま冷ます)。軽く塩・こしょうする。
❷フライパンにオリーブオイル、みじん切りのにんにくと小口切りにした赤唐辛子を入れて、弱火にかける。にんにくの香りがしてきたら縦に4等分したマッシュルームを加えて炒め、ワインビネガーを加えて、塩・こしょうで味を調える。
❸ほぐした鶏ささ身をジャーの底に詰め、粗熱を取った②とブラックオリーブを重ね、マイクロトマトをのせる。
タンパク質と代謝を促進するビタミンで、
疲労回復! 春野菜サラダ
■材料(500㎖のジャーの場合)
グリーンアスパラガス2本 ホワイトアスパラガス2本 かぶ1個
豆類(絹さや、グリーンピース、そら豆、スナップえんどう、さやいんげんを合わせて)100g
ライム(薄切り)2枚 ブラックオリーブ4個
アンチョビドレッシング
■作り方
❶アスパラガスとかぶは食べやすい大きさに切る。
❷かぶ、ブラックオリーブ以外の野菜をさっと湯がく。
❸アンチョビドレッシングを全量ジャーに入れる。かぶを底のほうに入れ、その他の材料を入れる。
※アンチョビドレッシング
アンチョビ2枚をみじん切りにし、刻んだにんにく小さじ¼もしくは少々、オリーブオイル大さじ2を加え、ホイッパーでよく混ぜる。塩・こしょう各適量で味を調える。
●ジャーサラダを作るときは…
新しいジャーを使う前には、煮沸消毒(大鍋に、ジャーの口が隠れるまで水を入れて沸騰させ、中火で約10分)かアルコール消毒(35度以上のホワイトリカーをペーパータオルにしみ込ませてふく)を。どちらも自然乾燥。具材を入れる順番は、ドレッシングを最初に。根菜や豆などの硬いものやタンパク質の素材は下のほう、柔らかいものは上のほうというのが基本。野菜は空気に触れると劣化が進むので、口いっぱいまで詰めて密閉性を高めるのがポイントです。
撮影/板野賢治 料理・スタイリング/沼津りえ
取材・文/瀬戸由美子