話題のスーパーフード、チアシードを料理に使おう!
こんにちは! 野菜料理家の庄司いずみです。
前々からチアシードのことは気になっていました。いわゆるスーパーフードのひとつで、ミラクルシードと呼ばれるほどの栄養価の高さ。サラダやヨーグルトなどにかけて食べるのが一般的で、手軽にとれるのもすばらしい。セレブも夢中、ミランダ・カーがはまっているというのも見逃せません。
とはいえ、少々値段が高めなのと、スーパーなどでは見かけないから日常的には取り入れていなかったのですが……。
なんと、最近ではうちの近所のスーパーでも扱いがスタート!
からだにいい食べものが大好きな私としては、買ってみるしかないではないですか!
これがそのチアシードです。ごまのようでもありますが、ごまよりもずっと小粒。あんぱんにふってあるけしの実くらいの大きさです。そもそもチアシードとは、シソ科サルビア属のチアという植物の種子。アメリカ南部やメキシコで育つ植物のようです。
この小さな小さな粒の中には、栄養がぎっしり詰まっています。
たとえばタンパク質はキドニービーンズの6倍、カルシウムは牛乳の6倍、鉄分はほうれん草の3倍もの量を含むとか。
さらにからだに必要な油であるオメガ3脂肪酸がたっぷり!
オメガ3脂肪酸は、DHAやEPAなど魚の油のほか、エゴマ油や亜麻仁油に含まれ、血液をさらさらにしてコレステロールを下げたり、脳や神経を健やかに。脂肪を燃焼するにも欠かせんし、アレルギーを抑えるなど、体にとってはいいことばかりの油です。そのオメガ3脂肪酸がサーモンの8倍も含まれるというから、ベジタリアンで魚を食べない人には救世主的存在です。
さらにさらに! デトックスを常に考える私にとっては、重要なポイントなのですが、チアシードは食物繊維がとても豊富なのです。
なんとたった大さじ1で4gの食物繊維を含むとか。一日の摂取目標量が女性なら17g、毎食大さじ1ずつとれば、かなり目標に近づけます。
同じく食物繊維豊富な野菜と組み合わせ、料理に積極的に取り入れると、お腹の中からのデトックスにかなりよさそうです。
さて、その使い方ですが……。一番お手軽でおすすめなのがドレッシングに入れること。
水分をすって膨らむのもチアシードの特徴の1つ。ドレッシングやジュースなどに入れて1時間ほどもおくと、水分をすって種のまわりがゼリー状にプルプルになります。時間がたつと10倍にも膨れるそうで、食べたあとしばらくしてからの満腹感がすごいのは、おそらくそのせいです。
酢やオイル、調味料の組み合わせは自由ですが、写真はオリーブオイル、レモン果汁、塩麹、そしてチアシードをそれぞれ大さじ1ずつあわせたシンプルな配合。 味つけはシンプルなのですが、ツルツルプルンとした食感がクセになるおいしさです。
ちょっと変わった使い方では、揚げものの衣として使うのもいいですよ。
これは茄子の天ぷらですが……。いつもの天ぷら衣を薄めに素材にからませ、チアシードを全体にまぶしていつも通りに揚げるだけ。はねるかなと思いましたが、意外や大丈夫。サクサクプチプチした食感が楽しいし、香ばしくて箸が止まりません。
もっと気軽に取り入れるなら、ごま感覚で何にでも。
ほうれん草のナムルは、刻みねぎ、しょうゆ、ごま油、ごまが定番ですが、ごまのかわりにチアシードが使えます。
同じくごま和え風に使ったり、白和え衣に加えるなど、和食にも案外よくあうのです。
こうして食事にチアシードを取り入れ始めてから……。なんといってもお腹の調子がとてもいいのです。腸がキレイな人は肌もキレイといいますが、デトックスにいいのは間違いし、美肌にもよさそうです。
チアシードレシピはまた機会をみてご紹介しますが……。まずは今日ご紹介したレシピや、ドリンクなどに入れるだけなら取り入れるのはカンタンです。
もし見かけたらぜひぜひ試してみてくださいね。
庄司いずみ
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