こんにちは、松田美智子です。
この箱が何だかお解りになりますか?
大きさは20㌢ぐらいの木箱です。
かつお節よりも一回り小さい箱です。
これは私のプライベート調理道具のブランド「自在道具のかつを節削り」です。
「自在道具のかつを節削り」としては2代目になります。
前回のかつを節削りも昔ながらの物よりはコンパクトなデザインに仕立てましたが、やはり、大きい!そこで今回のかつを節削りは、キッチンの引き出しに入る事をコンセプトにデザインをしました。もちろん普通の大きさのかつを節が削れます。
私がいつもかつを節を削る時に???というのが、刃が上手に出せないことです。
私の教室の生徒の方も、素晴らしいかつを節削りを購入してもどうやって刃を出したらいいのか?わからないそう。昔のお父さんはこういった事には長けていて、私の実家ではかつを節削りの刃の調整は父の仕事でした。そこで私の「自在道具のかつを節削り」の刃は、京都のうね乃さん(だし屋さん)のご主人に、刃の仕上げをお願いしている燕三條の打ち手の所にいっていただき、よく削れる刃の角度をご指導いただきました。
そうやって、刃をあらかじめ調整した形での販売ができるようになり、私の思いが整い、うれしいかつを節削りが出来上がりました。私の調理道具は使い手発信というのが一番のコンセプトですので、私が本当に使いたい物、そしてずっと使い続けたいものです。このかつを節けずりの大きさは18㌢×7㌢ 高さが7㌢と大抵のキッチンの引き出しに納まります。
ごらんの通りにどなたが削られてもあっと言う間です。
パック削り節は似て非なる物です。削りたては、風味良し、味良し。
青菜のおひたしでも浸し地を作らなくても、茹でた青菜に醬油と削り節でおいしくいただけます。
この量を削るのに約5分です。
究極は猫ごはんでしょうか。
だしを引く程の削り節は大変でも、料理のあしらい程度の量の削り節は、引き出しからささっとだして、シュッシュッとかいて、その場であしらう。
いかがでしょうか?この猫ご飯、私はさらに発酵バターと徳島美馬の一味唐辛子をかけていただきます。
松田美智子
ホームページ http://www.m-cooking.com/