おすすめです、冷蔵庫の「コの字」 収納
湿気の多い季節がまたやってきました。
食材の管理にも気を配らないと、すぐに痛んだり、カビが出たりと
なにかと気になる時季ですね。
私は自宅も教室も、ミーレの冷蔵庫を使っています。
しかもこのスリムな冷蔵庫1台づつで回しています。
特に教室の冷蔵庫には、びっくりされる方もいらっしゃいます。
料理撮影に料理教室、季節仕事に常備菜と、結構冷蔵庫に頑張ってもらわなければならないのが日常ですが、私の冷蔵庫の収納は「コの字収納」と決めています。
調味料などは日常使う量を保存容器に小分けし、残りは美味しい内にアシスタントに分けたり、冷凍保存できるものは冷凍にします。調味料を和、洋、中と合わせて23種類収納しています。ぬか床、にんにく味噌床、味噌は冷蔵庫の下の段にいつも入っています。
夏はこれに自家製麺つゆ、今の時季は季節仕事のらっきょう漬けが3種(塩らっきょう、甘酢、ワイン漬け)。それに、このところのマイブームの「余り物醬油」。ししとうの醤油漬けをベースに、余った香味野菜や辛み調味料等を加えて発酵させたものが、辛いバージョンとすっぱいバージョンの2つ加わりました。
調味料などを密封容器に入れ、コの字で保存していますので、必然的に冷蔵庫の真ん中がいつもフリースペースとして使えます。
盛り付けた冷菜の大皿も入ります。ケーキの箱も。スイカも。
写真のように、土鍋の煮物もそのまま冷蔵庫に。土鍋ですので、冷蔵しても味が変わりません。
これが私の冷蔵庫の収納科学です。
扉の収納も、ご覧のとおり。
2つのパウダリングボトルが(上から3段目、左の2つ)、このところの常連です。薄力粉と片栗粉が入っていますが、このボトルは細かい目を通して振る事の出来る、自在道具のヒット商品です。ソテーや揚げ物の時に粉が着き過ぎると油を吸う原因になり、衣が厚くなるのも如何なものかと、茶こしを通して粉類を食材にふるっていました。でも、余った粉がもったいないですし、いちいち茶こしでふるのも面倒、と考えた末に完成した商品です。冷蔵庫で保存しますと粉の鮮度も保たれます。
コの字の収納をするようになって10年以上が経ちますが、冷蔵庫の奥から食べさしの瓶詰めを発見する事がなく、調味料も風味の良いうちに使う事ができますし、料理中にほしいものがすぐに見つかります。なによりも、冷蔵庫が冷蔵庫として機能します。
冷気が回っていない冷蔵庫は冷蔵庫でなく食材の冷ケースです。
冷蔵庫のコの字収納、オススメです。
松田美智子
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