あの「アマン東京」のカフェ「ザ・カフェ by アマン」がオープン。
「大手町の森」でプチ森林浴を!
こんにちは、北村美香です。
鬱陶しい梅雨から真夏へ。心も身体もぐったりすることが多いですね。
夏休みの計画は皆さん、いかがでしょうか。私は、海や山へ想いを馳せながら、仕事に邁進中。自分にむち打っています。
そんな中、東京のビジネス街で森林浴をしました。正確にいえば、小さな「森」のカフェでお茶をしただけなのですが、不思議なことに体の疲れがすーっと消えて、気分すっきり。やはり、樹木には人を癒すパワーが宿っているのでしょう。
森林浴のできるカフェは、6月1日にオープンした『ザ・カフェ by アマン』です。スモールでラグジュアリー、心温まるプライベート感あるもてなしに、世界中のセレブリティーが虜になっている、リゾート・コレクション「アマン」。その初の都市型ホテルとして、「アマン東京」は昨年12月にオープンしました。
33階のレストランやバーラウンジは、宿泊客でなくても利用できますが、カフェはロビーを通らず、気軽に立ち寄れますから、初めてのアマン体験として、とてもおすすめです。
小さな森、と言ったのは、ホテルの入り口の前にある「大手町の森」と呼ばれる木立のこと。東京の中心に人々が安らげる場所を、と数年前から計画して造り上げた森です。大手町やその周辺にかつて自生していた木々や草花を調べ、選りすぐった植物を近郊で育てて、この地に移植したのです。丸の内仲通りや周辺の緑とつながり、都心のクールスポットになっているとか。
人工的な感じはしません。もともと以前からそこにあったように、さまざまな木々や草花が自然な姿を見せてくれている、そんな森のなかに、そのカフェはありました。
カフェの中なのに、森林浴をした気分になったのは、3方を天井までの大きな窓になっているから。どの席からも、木々の緑が目に入ります。店内は、オープンキッチンのカウンター席とテーブル、外にはテラス席も。店内は、木や石のナチュラルな色のほかは黒で統一しているので、外の緑が一層、冴えて美しく見えます。
気になるメニューですが、カフェといっても、お酒をいただきたくなるお料理が並んでいて、うれしいですね。ランチでは、サンドイッチやクレープなどもありますが、彩り鮮やかな「野菜のテリーヌ」や「パテ・ド・カンパーニュ」(共に写真)もランチに用意されています。つい、昼間からワインを頼んでしまいました!
建築デザインやダイニングの料理に土地の文化を採り入れ、アマン流に解釈して表現するのが、「アマン」の信条です。カフェの料理も同様です。メニューには、日本の食材や食文化も。たとえば、ニース風サラダには、ツナのオイル漬けが添えられるのが定番ですが、日本の食材で表現するなら、マグロをたたいて添えています。(写真上)
ワインの品揃えも素晴らしいのですが、ここでトライしたいのが日本酒です。老舗の宮坂醸造が「アマン東京」のために造った「真澄」の「アマン東京ブレンド」。お米の旨みがしっかり感じられ、コクがありながら、スーッとキレのよい後味。カフェの料理にぴったりです。
気候のよいときは、テラスでの食事もいいですね。もちろん、ティータイムのメニューも充実していますから、スイーツとシャンパンでゆったり過ごすのもおすすめです。
カフェでは、おみやげも購入できます。宿泊客だけがいただける、朝食のフレッシュジュース(お部屋の冷蔵庫にも常備されているとか)やスイーツは、パッケージもシンプルモダンで、およばれのときの手みやげや、東京みやげに。
今年の夏はここでプチリゾート気分を味わいながら、仕事に精進します。みなさまもすてきな夏休みをお過ごしください。
東京都千代田区大手町1の5の6大手町タワー 1階別棟
☎︎03・5224・3332
[月~金] 11:00~22:00 [土・日・祝] 11:00~21:00