レタスどっさり「たこしゃぶ鍋」~日本最北端で美容鍋を発見!~
北海道を旅してきました。といっても、今回の旅は日本の最果て、一番北の端っこまで行ってきました。稚内は見どころがいっぱい。まずは日本最北端の地「宗谷岬」へ。ここからサハリン(樺太)までは、わずか43km。海の沖合には島影が見えています。この距離感はこの場所に立ってみないと解らない感覚でした。
北の果ては、木々が大きく育つことができないため、森林がなく、ゆるやかな丘陵が続きます。農作物も難しいため、牧草と酪農の風景が広がります。この牛は宗谷黒牛、海のミネラルを含む牧草で育つので美味しい肉牛になるそうです。
そして、ノシャップ岬の方へ向かうと利尻富士と呼ばれる利子島の利尻岳が見えてきます。浅瀬ではアオサギが小魚をとっています。北の果てですが、海へは暖流が流れ込んでいるので海の幸が豊富。
ノシャップ岬の灯台と標高1721mの利尻富士。今日はてっぺんにちょっと雲がかかっていました。
夕食は近くの郷土料理屋さん「車屋・源氏」へ。サロベツ御膳(4,410円)はむらさきウニの刺身、タラバ蟹、そして、メインは名物の「たこしゃぶ鍋」です。このたこしゃぶ鍋がビックリ!なんと、レタスを山盛りに入れていただくのです。
レタスといえば、生でサラダでいただくというのがほとんどですが、実は茹でてもシャキシャキとした歯ごたえがあって美味しい。そして、活性酸素の働きを制御するといわれカロチンや、美肌をサポートするビタミンC、肌の血流を促すビタミンEやカリウムなどの栄養も、スープもいただける鍋ならば美味しく摂取できるというわけです。
稚内にたくさん水揚げされる「みずタコ」の大きな足をスライスするとこんな風に。えっつ?!こんなに大きなたこがいるの?と、驚きます。鍋に入れてしゃぶしゃぶすると、きゅきゅきゅっと縮んで、しこしこぷりぷりの絶妙な歯ごたえになります。
ゴマ風味の甘酸っぱい醤油たれが、タコの旨味を引出して、こんなにたくさんあったタコもさっぱりレタスと一緒にぺろり。タコは抗酸化作用があり、エイジングケアに欠かせないビタミンEや血行を促進するナイアシン、美肌をサポートする亜鉛や鉄分など、実は栄養的にも優秀。そして一番の特徴は、ビタミンB2が豊富なこと。なんと、タコは肌のタンパク質の生成を助ける「美肌の味方」であると同時に、糖質や脂質の代謝を高める「ダイエットの味方」でもある食材、そう、レタスたっぷりの「たこしゃぶ鍋」は、北の果てでみつけた“美容鍋”だったのです。
北海道・稚内「車屋・源氏」
http://www.saihoku.net/shop/kurumaya-genji/
石井宏子
公式Website:: http://www.onsenbeauty.com
ブログ「温泉セラピー」http://onlyfor.cocolog-nifty.com/blog/
facebook・石井宏子: http://www.facebook.com/onsenbeauty