新年の御利益は箱根神社とヘルシーごはん~神奈川県・元箱根~
みなさま、あけましておめでとうございます。お正月はどこかへ初詣にいらっしゃいましたでしょうか?今年は申年、活気あふれる活動の年です。そう、思い立ったら即活動!早く動けばそれだけ運気が巡ってくる年回りなのだとか。東京からも近くて気軽に出かけられる温泉地・箱根は、思い立ったらすぐに行けるありがたいパワーチャージの場所です。
年末からわたしは、箱根へ逗留(とうりゅう)して「年越し湯治」をしておりました。この様子はMyAge本誌の次号で公開予定。こちらもぜひ、お楽しみにしてください。3連泊の逗留湯治をしていましたので、とっても余裕。元旦は箱根神社へ初詣に出かけました。
いつもとちょっと違う箱根旅として、みなさまにもおすすめしたいのは、旧街道から元箱根へ向かうルート。宮ノ下や強羅の賑やかな楽しさも箱根の良さですが、旧街道ルートは静かな山の道。かつての旅人の気分で峠道を超えて、芦ノ湖へ到着します。
こちら側のいいところは、湖越しに富士山が見えること。しかも箱根神社の鳥居と一緒に霊峰富士山を眺められるのですから、御利益も倍増!の気分です。
箱根神社へはてくてく歩いて丁度よい距離。大きな鳥居をくぐって参道を進み、境内へ近づくと大きな杉林に囲まれて、すーっと空気感が変わります。石段を登り箱根神社、九頭龍神社とゆっくりお参りすれば、心も体もすっきり爽快。軽やかな気持ちになりました。
元箱根へやってきたもう一つのお目当ては「ベーカリー&テーブル箱根」。1階は温泉の足湯とベーカリーショップ、2階がカフェ、そして、わたしのお気に入りは3階の「絶景レストラン」です。大きなカウンター席では、目の前で料理人がサンドイッチやクレープを作ってくれます。そして、その向こうには大きな窓。芦ノ湖と箱根神社の絶景をゆったり眺めながらのランチです。
このお店は、実は只者ではありません。母体は新潟の妙高高原にある赤倉観光ホテル。大倉財閥の二代目大倉喜七郎が上高地帝国ホテル、川奈ホテルに続けて創業した老舗リゾートです。この初代製菓製パン長・岸本光雄氏は、帝国ホテルに日本初のベーカリーを作ったイワン・サゴヤン氏直伝のパン職人。その技術が受け継がれている正統派のベーカリーの箱根店なのです。
なぜ、こんな話をしたかというと、わたしが注文した今回の旅ごはんは「“1937”クラブハウスサンド(1,880円)」。1937はこの赤倉観光ホテルが日本の高原リゾートの草分けとして誕生した年なのです。つまり、正統派の歴史を背負った定番メニューのサンドイッチというわけです。
ご覧ください、サンドイッチが埋もれてしまうほどの野菜!サンドイッチをいただく時に「もうちょっと野菜も食べたいかも。」と思うことってありませんか?そんな願いをくみ取ってくれるのが、このお店のクラブハウスサンドなのです。カリッと香ばしく焼けたトーストにジューシーなチキンとたっぷり生野菜。さらにピクルスやフレッシュ野菜も一緒にいただけてビタミン・ミネラル・そしてたんぱく質までバランスもとれて大満足。お酒は弱いわたしはノンアルコールシードル「ポミヨン」なんぞを合わせてお正月気分を味わいました。
友人は「季節の箱根野菜と豚肉のポトフ」(2,160円)。以前に夏の冷製ポトフをご紹介しましたが、冬は、ふうふうしながらいただく、熱々のポトフです。根菜もたっぷりで温まる逸品。相性ぴったりだった華やかな香りのハウスワインは、南フランスの「コート デュ リュベロン ルージュ」。
活動、行動の一年。箱根神社と富士山、湖のパワーをいただく絶景ランチへ、ぜひ。
箱根神社
Bakery &Table 箱根
石井宏子
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