美腸ケア12
発酵食と食物繊維で
my乳酸菌を育てよう!
腸内の乳酸菌を増やすには、もともと腸にすむ乳酸菌を増やすのが最も効果的。
日本の伝統的発酵食品「味噌」と食物繊維豊富な「野菜」がカギです!
ここでは、発酵食文化研究家の是友麻希さんに、腸活の強い味方となる食物繊維と乳酸菌を上手においしくとる方法を教えていただきます。
発酵食文化研究家、魚料理研究家、発酵マイスター1号。大学卒業後「銀座すしとも」にて修業。2005年、中目黒にて会員制の魚・和食専門料理教室「Ristorante我が家」を開始。著書に『今日の発酵食ごはん』(ワニブックス)がある
今回は、特別な道具を使わずに作る、無添加の本格味噌の作り方をご紹介します。
味噌は日本人の体質と
相性のよい発酵食品
「日本の風土で育まれ、先祖代々受け継がれてきた味噌は、日本人の体質に合っています」と日本発酵文化協会・代表講師の是友麻希さん。
乳酸菌が作り出したさまざまな機能性物質がとれるほか、大豆の栄養が分解されて吸収しやすくなっているなど、味噌の健康パワーは絶大。
「昔ながらの製法を用いた手作り味噌なら、より健康的。添加物も一切なしで、発酵パワーをしっかりとれるのでおすすめです」
味噌を作るなんて大変そう! と思われがちですが、いくつかのポイントに気をつければあとは熟成を待つだけ。ぜひトライしてみて!
食物繊維と乳酸菌をとる方法! 1
ポリ袋で作る本格味噌
ポリ袋を使って仕込めば、特別な道具も不要。置き場所にも困りません。仕込む時期は夏以外はいつでOK。ポイントは焦らず待つことです!
材料
大豆250g
塩125g
生麹500g
大豆はよく洗ってから、たっぷりの水(大豆の約3倍量)に一晩(18時間以上)浸します。乾燥大豆は水を吸って大きくなる(2~3倍)ので大きな容器で
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次回は、乳酸菌パワーと野菜がたっぷりとれる、お手軽漬け床をご紹介します。
撮影/板野賢治 料理・スタイリング/是友麻希 構成・原文/瀬戸由美子