素材を選ばない柔軟さと和・洋・中すべての料理に変身できる多様性。コレステロール値の低下、老化防止、更年期症状の軽減、美容やダイエットにもいいなど、豆腐はまるでスーパーマンのような存在。奈良時代から長い長い間日本人に愛され続けてきた豆腐を、先人の知恵に感謝しつつ、おいしくいただきましょう!
今回から豆腐料理のレシピをご紹介します。
どんな素材とも調和して、和・洋・中が自由自在な豆腐料理!
手軽に生で食べる冷ややっこは豆腐の1番バッター。みんなが大好きな麻婆豆腐はおかずの4番バッター。豆腐のよさ、おいしさは、和風、中華風の料理はもちろん、洋風にだって自由自在に姿を変えていくところです。
万能選手の豆腐なのに、そして、いつも冷蔵庫にある身近な存在なのに、案外、ワンパターンの料理法に、はまっていませんか?
さっぱりと食べるもよし、こっくりと食べるもよし、一見淡泊で地味な存在ながら、実は栄養満点、多機能、優秀素材の豆腐を、もっともっと自由に料理し、今まで以上においしく食べましょう。
豆腐そのものの味を生かして
冷ややっこ、あれこれ
もめん、絹ごし、お好みの豆腐の口当たりと大豆らしい味をそのまま味わえる冷ややっこは、一年を通して食卓に欠かせない一品。マンネリになりがちですが、いろいろな組み合わせで新しい発見を!
香ばしいごま油の風味をさっぱり塩味で
じゃこ&きゅうりの
ごま風味やっこ
■材料(2人分)
豆腐(もめん)………………………… ½ 丁
きゅうり……………………………… ½ 本
青じそ………………………………… 3枚
a
ちりめんじゃこ…………… 大さじ2
ごま油…………… …………大さじ½
塩…………………………… 小さじ¼
■作り方
1 豆腐は軽く水きりをし、2等分します。
2 きゅうりは斜め薄切りからせん切りにします。青じそはせん切りにして水にさらし、水気を絞ります。
3 ボウルに②のきゅうりと青じそを入れ、a を加えて手早く混ぜ合わせます。
4 器に豆腐を盛りつけ、③をふんわりとのせます。
定番の組み合わせに辛味をプラス
ピリ辛梅おかかやっこ
■材料(2人分)
豆腐(絹)………………………………1丁
梅干し…………………………………1個
削り節……………………………1/2カップ
白ごま………………………大さじ1
a
長ねぎ(みじん切り)………大さじ2
一味唐辛子、しょうゆ、ごま油……………各少々
青じそ…………………………………適量
■作り方
1 豆腐はザルにのせて自然に水をきり、8等分の角切りにします。
2 梅干しは種を取り除いて包丁でたたきます。
3 削り節をさっとからいりして②に混ぜ込み、a を加えて混ぜ合わせます。
4 器に青じそを敷いて①の豆腐を盛り、③をこんもりとのせます。
コクのあるごまみそ味を
薬味でさっぱりとまとめます
寄せ豆腐の
ごまだれやっこ
■材料(2人分)
寄せ豆腐……………………………小2個
きゅうり………………………………¼ 本
みょうが………………………………1個
青じそ…………………………………2枚
a
みそ、白いりごま……… 各大さじ½
白練りごま…………………大さじ1
だし…………………………½カップ
■作り方
1 寄せ豆腐はザルに並べてしばらくおき、軽く水きりをします。
2 きゅうりは斜め薄切りからせん切りにし、みょうがは縦半分に切って縦薄切り、青じそはせん切りにします。
3 a をよく混ぜ合わせてごまみそだれを作ります。
4 器に①の豆腐を盛りつけ、③のたれをかけて②の薬味をふんわりとのせます。
※寄せ豆腐がなければ、お好みの豆腐で。
次回はねぎや水菜、キムチなどを使った冷ややっこのレシピをご紹介します。
じゃこ&きゅうりのごま風味やっこ
料理家/枝元なほみ カメラマン/竹内章雄
ピリ辛梅おかかやっこ
料理家/大久保恵子 カメラマン/青山紀子
寄せ豆腐のごまだれやっこ
料理家/村岡奈弥 カメラマン/白根正治