もずくでスッキリ&肌つやつや
~沖縄県・竹富島~
スーパーへ行くと一年中手軽にいただける「もずく」。海藻は一年中採れるのかと思いきや、実は収穫の旬がありました。沖縄県の八重山諸島。遠浅の浜を持つ竹富島は天然のもずくの宝庫でもあります。3月下旬ごろから5月末くらいまでは、引き潮の時間に海へ入れば、サンゴ礁にもずくがいっぱい。というわけで、もずく採りに出かけてみました。
4月ともなれば、沖縄はもう、夏の日差し。傘をかぶって長袖を羽織って完全防備です。
わたしの向こうに広がる美しい海。そこに黒くもやもやと見えるのは、ぜ~んぶ、もずく。そう、竹富島の人たちは、この時期に一年分のもずくを収穫するそうです。遠浅の海へ引き潮の時間を狙ってざぶざぶと入っていきます。沖へ出れば出るほど立派に育ったオイシイもずくがいっぱい収穫できるからです。
地元のおかあさん達の手際の良さ。さっと海中からもずくを取り出し、海水で「もみ洗い」します。もずくに絡みついた海中のいらないものは、海水でもみ洗いするのが一番キレイになるのだそうです。このひと手間が、なめらかなオイシイもずくをいただくためのコツ。
わたしも、挑戦。もずくを両手でつかんで、もみもみ。ぬるぬるプリンプリンのもずくは、日ごろ東京でいただくもずくより、ずっと太くて立派。短時間でこんなにたくさん収穫できました。
宿へ戻って、お昼ごはん。新鮮なもずくは、三杯酢でいただきます。
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もずくや海藻たっぷりの手打ち麺。左はアーサーと呼ばれている青さのり、奥は海ブドウです。
竹富島では春から初夏にかけて、豊富な種類の新鮮な海藻がいただけます。これが驚きの美味しさ。食感もいろいろ、噛めば噛むほど味わい豊か。海のミネラルをたっぷり摂取できました。
特にもずく独特のぬるぬるは“フコイダン”という成分。浅い海で育つもずくは自分を乾燥や日差しから守るために、このフコイダンに包まれているのです。沖縄の強烈な日差しに負けないためのフコイダンパワー。NK細胞を活性化させて免疫力を高めてくれる成分としても注目されています。
海藻づくしのお食事は食物繊維も豊富で、スッキリと代謝をサポート。腸までキレイになったような気がして、とても体が軽くなりました。
離島の集落で過ごすような雰囲気の宿。宿泊は竹富島伝統の一軒家スタイルです。中心にはプール。ちょうど滞在した日は満月。ディナーの後は、幻想的な月の光を浴びながら、プールサイドに寝転んで過ごしました。
星のや竹富島
http://hoshinoyataketomijima.com/
*星のや竹富島の「もずくキレイ滞在」は5月31日まで
石井宏子
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