海女さんの美肌が証明する海のミネラルパワー
~三重県・伊勢志摩~
サミット開催で話題の伊勢志摩は、どんなところでしょうか? 伊勢神宮は参拝させていただいたけれど、その先の伊勢志摩はまだ行ったことがない。そんな方も多いかもしれません。今回は、ホテルや温泉宿だけではなく、その先の伊勢志摩をぐるりと旅してみました。
志摩の桐垣展望台からの風景。右側が賢島。サミットが行われた志摩観光ホテルなど素敵なお宿も多いエリアです。そして今回の「旅ごはん」のお目当ては左側に伸びる前島半島の先端に近いあたり。伝統的素潜り漁である「海女漁」が行われている場所です。
海女さんが漁を行うベース基地としている「海女小屋」を利用して、目の前の海で獲れた、伊勢志摩の海の幸をたっぷりいただける「さとうみ庵」へ到着。迎えてくれたのは海女歴35年というこの女性。「67歳になりましたが、毎日潜って漁をしています。」驚きました。その美肌に目が釘付けです。伊勢志摩の海のミネラルパワーのなせる業でしょうか。
ぴっかぴかの海の恵み。真ん中で動いているのは、志摩ならではの「黒鮑」です。森と海はつながっていて、豊かな森の栄養がたっぷり海へと流れてきます。伊勢志摩産の鮑の中でも黒鮑は、特にオイシイ逸品なのです。
サザエや姫貝、ぷりっぷりのイカ、旨みたっぷりの鯵の干物、フカの味醂干しなどなど、熱々を炭火の周りでいただきます。
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いよいよ「黒鮑」の登場です。
わあ、動いてる。動いてる。
超肉厚でふっくらの黒鮑。ちゃんと熱々なのに絶妙の柔らかさ。そして「甘~い」。このように炭火で“寸止め”の火通りで焼き上げるのは、熟練の技術が必要なのだとか。感激です。
鮑は海藻を食べて育ちます。つまり、美味しくて栄養たっぷりの海藻が育つ海には、美味しい鮑がいるということ。低脂肪・高たんぱく・低コレステロール。亜鉛、鉄分、マグネシウムなど、女性が欠乏しやすい栄養素もたっぷり。そして、なんといってもコラーゲンたっぷり。翌朝のお肌がとっても楽しみです。
伊勢志摩では古くから、妊婦さんが鮑を食べると健康で目のキレイな子供が生まれると言い伝えられているそうですが、こういう海の幸を毎日食べている海女のみなさんの輝く美肌が何よりの証だなあとしみじみ思った旅ごはんでした。
海女小屋体験施設・さとうみ庵
石井宏子
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