HAPPY PLUS
https://ourage.jp/healthy_gohan/80941/

豆腐はどこから来た?【豆腐の歴史】

素材を選ばない柔軟さと和・洋・中すべての料理に変身できる多様性。コレステロール値の低下、老化防止、更年期症状の軽減、美容やダイエットにもいいなど、豆腐はまるでスーパーマンのような存在。奈良時代から長い長い間日本人に愛され続けてきた豆腐を、先人の知恵に感謝しつつ、おいしくいただきましょう!

今回は豆腐のルーツについてご紹介します。

 

ルーツは中国にあり。
遣唐使がもたらした

豆腐の実力 豆腐の歴史 豆腐と大豆

 

 

遣唐使が伝え、
寺の精進料理として発達

 

豆腐のルーツは中国にあり。紀元前2世紀、前漢の淮南王・劉安が発明したといわれています。遣唐使によって、仏典とともにもたらされ、奈良、平安時代からわが国でも作られはじめたといいます。豆腐が記録に初めて登場するのは、1183(寿永2)年、奈良・春日大社のお供物として、「春近唐符一種」の記載が神官の日記にあります。この「唐符」が豆腐といわれています。当時は、寺院などだけで作られていたようです。

鎌倉時代、禅宗の精進料理で、貴重なタンパク源として重宝されました。これが貴族や武家社会へ広がり、室町時代になって、ようやく全国的に浸透しました。

 

 

 

江戸時代に花開いた
豆腐の食文化

豆腐の実力 豆腐の歴史 豆腐百珍

『豆腐百珍』の江戸時代の原本。豆腐料理を、尋常品、通品、佳品、奇品、妙品、絶品の六等級に分類しています。現代語訳もあります

 

江戸時代の大ベストセラー
豆腐料理本『豆腐百珍』

 

室町時代から江戸時代中期まで、豆腐はぜいたく品でした。本格的に庶民の食べ物になったのは、江戸時代後期です。

豆腐といえば、しょうゆをかけるのが、今でもいちばん手軽な食べ方ですね。江戸中期にしょうゆが普及したのと同時に、豆腐も庶民の間に広まりました。1782(天明2)年に刊行された豆腐料理の本『豆腐百珍』は、爆発的な人気を呼びました。豆腐料理が100種類も紹介されています。なかでも、しょうゆを使ったものが44
品もあります。翌年『豆腐百珍続編』が、翌々年には『豆腐百珍余録』も出版され、当時ブームとなった料理本〈百珍物〉のさきがけになったといわれています。

 

 

健康食品「TOFU」は
世界共通語に

淡泊な味わいと口当たり、低コレステロールで栄養価の高いTOFUは、健康食品として、世界中へ広がっています。日本食のみならず、各国料理の食材として使われ、とりわけ欧米諸国では、ダイエット食品としても人気を集めています。

 

 

 

 

次回からは、みんなが知りたい豆腐の基本レシピ5品をご紹介します。お楽しみに。

 

MyAge

大人のからだバイブル vol.2 「痛み知らずの体になる!」

OurAgeの人気記事が1テーマムックに!
何度も読み返せる保存版OurAgeです。

MyAge
試し読み Amazon Kobo 7net

この特集も読まれています!

子宮筋腫特集~症状から治療まで
フェムゾーンの悩み解決
ツボ・指圧で不調を改善
40代からでも「絶対痩せる」
広瀬あつこさんの「若返りメイク」
閉経の不安を解消

今すぐチェック!

まさか本当に誕生するなんて! リライズ改め「ブローネ ナチュリラ」に、待望の「ダークブラウン」が登場

まさか本当に誕生するなんて! リライズ改め「ブローネ ナチュリラ」に、待望の「ダークブラウン」が登場

supported by 花王
<前の記事

<前の記事
第13回/和・洋・中が自由自在! 「冷ややっこ、あれこれ」⑥具だくさんのやっこ/後編

次の記事>

次の記事>
第15回/豆腐料理、基本の5品をマスター①四川風麻婆豆腐

この連載の最新記事

豆腐料理でよく使う調理方法をおさらい

第85回/豆腐料理でよく使う調理方法をおさらい

【豆腐の仲間】④ヘルシーな豆乳、ゆば、おからが今、大人気

第84回/【豆腐の仲間】④ヘルシーな豆乳、ゆば、おからが今、大人気

【豆腐の仲間】③おなじみの常備品「油揚げ」はどうやって作るの?

第83回/【豆腐の仲間】③おなじみの常備品「油揚げ」はどうやって作るの?

この連載をもっと見る

今日の人気記事ランキング

今すぐチェック!

OurAgeスペシャル