素材を選ばない柔軟さと和・洋・中すべての料理に変身できる多様性。コレステロール値の低下、老化防止、更年期症状の軽減、美容やダイエットにもいいなど、豆腐はまるでスーパーマンのような存在。奈良時代から長い長い間日本人に愛され続けてきた豆腐を、先人の知恵に感謝しつつ、おいしくいただきましょう!
今回は肉豆腐をご紹介します。
フライパンひとつでパッと作れる
人気の居酒屋さんメニュー
肉豆腐
■材料(2人分)
豆腐(もめん)……………………………… 1丁
牛肉(薄切り)………………………………200g
わけぎ………………………………………100g
しょうが(せん切り)……………………½ 片分
サラダ油……………………………… 大さじ1
酒……………………………………… 大さじ2
砂糖、みりん…………………各大さじ2
しょうゆ ………………… 大さじ2½ 〜3
七味唐辛子………………………………… 少々
次のページでは作り方を写真付きでご紹介します。
■作り方
1 豆腐は盆ザルに10 分ほどおいて軽く水きりをします。縦半分に切り、さらに小口から厚さ2㎝に切ります。
2 牛肉は、長さ5~6㎝に切り、わけぎは長さ4~5㎝に切ります。
3 フライパンを熱してサラダ油をなじませ、 牛肉をほぐし入れてしょうがのせん切りを散らします。強めの火加減で焼き色をつけるように炒め、肉の色が変わったら酒をふり入れます。
4 ③のフライパンに水½ カップとa の調味料を加え、煮立ったらふたをして弱火で3分ほど煮ます。
5 ④の牛肉をフライパンの片側に寄せ、あいたところに①の豆腐を加え、煮汁をかけながら煮ます。再び煮立ったらふたをして3分ほど煮ます。
6 ⑤の豆腐に味がなじんだらわけぎを加えてひと煮立ちさせ、わけぎがしんなりとしたら器に盛りつけ、七味唐辛子をふりかけます。
いつもと違う豆腐でもおいしい
もめん豆腐か絹ごし豆腐かというのはお好みで選んでいただくとして、こんなシンプルな煮物には、いつもと違う豆腐を使ってみても、違ったおいしさが楽しめます。たとえば、柚子の皮をすりおろして加えたゆず豆腐、青じそ豆腐、枝豆豆腐など……いつもの味が目先が変わって、新鮮な味に。
次回は揚げだし豆腐のレシピをご紹介します。
料理/大庭英子 カメラ/工藤雅夫