素材を選ばない柔軟さと和・洋・中すべての料理に変身できる多様性。コレステロール値の低下、老化防止、更年期症状の軽減、美容やダイエットにもいいなど、豆腐はまるでスーパーマンのような存在。奈良時代から長い長い間日本人に愛され続けてきた豆腐を、先人の知恵に感謝しつつ、おいしくいただきましょう!
今回は揚げだし豆腐をご紹介します。
外はカリッと中はふんわり。
シンプルにしてベストな豆腐メニュー
揚げだし豆腐
■材料(2人分)
豆腐(もめん)……………………………… 1 丁
大根……………………………………… 200g
だし……………………………………1/2カップ
しょうゆ、みりん…………………各大さじ2
しょうが(すりおろす)……………………少々
片栗粉、揚げ油…………………………各適量
次のページでは作り方をご紹介します。
■作り方
1 豆腐は盆ザルの上にのせて10 分ほどおき、軽く水きりをして、6 〜8 等分の角切りにします。
2 大根はすりおろして軽く水気をきります。
3 鍋にだしを入れて火にかけ、煮立ったらしょうゆとみりんで調味して天つゆを作ります。
4 ①の豆腐の表面の水気をペーパータオルでふき取り、片栗粉をまんべんなくまぶしつけます。余分な粉は払い落とし、均一に粉をつけます。
5 揚げ油を170℃に熱して④の豆腐を静かに入れ、表面がカリッと薄く色づくまで揚げて油をきります。
6 器に⑤の豆腐を盛りつけ、③の天つゆを温めて注ぎ入れます。②の大根おろしとすりおろしたしょうがをのせます。
揚げだし豆腐をふんわり仕上げるコツ
揚げだし豆腐のおいしさは、外側がカリッと香ばしく揚がり、中がやわらかくあつあつというところ。こういう仕上がりにするには、豆腐の水きりは軽〜くするのが大きなポイントです。決してきりすぎてはいけません。水きりの項に出ている、ふんわりツルルンの項の仲間です。また、片栗粉は均一にまぶしつけて、余分な粉を払い落とし、水が出ないうちにすぐに揚げることも大事。
次回からは豆腐で作る「つまみ&小さなおかず」をご紹介します。お楽しみに!
料理/大庭英子 カメラ/工藤雅夫