観光列車「ろくもん」で信州を味わう~長野から軽井沢へ~
大河ドラマ「真田丸」もいよいよ佳境に入って、真っ赤な甲冑姿の真田幸村がテレビで大活躍しています。真田幸村が掲げている旗印「六文銭」をモチーフにしたしなの鉄道の観光列車「ろくもん」。赤い車体は真っ赤な漆を塗った真田軍の甲冑のようなイメージです。
途中の上田駅では駅長が甲冑姿でお出迎え。
一緒に赤いろくもんの羽織を着て記念撮影もできて大盛り上がり。
上田の銘菓「みすず飴」は、信州名産の果実の果汁だけで作られたフルーツゼリー。
上田駅にろくもんが停車した時だけの限定バージョンです。
「ろくもん」の楽しみは食事付きの優雅な旅。
長野駅から軽井沢へ向かう列車は、小布施「鈴花」の懐石料理です。
食事付き車両に乗り込むと赤いお重が運ばれてきます。
蓋を開けると、色鮮やかなお料理の数々。お料理は季節ごとに変わるのですが、壱の重は前菜、このときのメニューはいわし山椒煮、玉子カステラ、松代長芋変り揚げ、みゆき豚テリーヌ、黒大根、信州サーモン蕪寿司、真田藩献上の里芋などなど。弐の重は焼き物。信州サーモン西京焼き、野沢菜や松代一本葱など長野各地の素材が少しずつ楽しめます。頃合いを見て熱々で運ばれてくる温物はぶり大根に白きくらげと金時人参。
お料理に使っている野菜は、長野市中条のまごころ・ふれあい農園の久保田さんが育てた有機野菜。虫を寄せ付けず、病気にもなりにくい生命力あふれる野菜を育てる基本は土づくり。土着の微生物が土を元気にしてくれて、健康な野菜が育つのだとか。他にも伝統野菜や鶏、牛肉などの生産者さんの談話がずらり。車窓からの景色を楽しみながら、こだわりの地元食材のお料理でも信州の旅が楽しめます。
北信州野沢のこしひかり米はつやつやぴかぴか。
食後はお抹茶とお菓子が出たり、特別なお土産までいただけて、至れり尽くせり。
列車内の売店では、「ろくもん」のお印が入った上田紬の小銭入れなど、ここでしか買えないグッズもいろいろ。お食事もたっぷりなので、地酒やワイン、ジュースなどあれこれとたのしみつつ、途中に駅で降りてちょっと散策があったり、ホームでお買い物が出来たりと、楽しみながらおよそ2時間半の列車の旅はあっという間。
列車のデザインは、ドーンデザイン研究所の水戸岡鋭治氏。あの九州のクルーズトレイン「ななつ星」など数々の観光列車を世に生み出した方です。木の温もりがある車内はスッキリ明るくて居心地がいい。食堂車両はオープンタイプと個室タイプがあります。
しなの鉄道「ろくもん」
http://www.shinanorailway.co.jp/rokumon/
*完全予約制です
石井宏子
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