素材を選ばない柔軟さと和・洋・中すべての料理に変身できる多様性。コレステロール値の低下、老化防止、更年期症状の軽減、美容やダイエットにもいいなど、豆腐はまるでスーパーマンのような存在。奈良時代から長い長い間日本人に愛され続けてきた豆腐を、先人の知恵に感謝しつつ、おいしくいただきましょう!
今回からは「豆腐のおかず」のレシピをご紹介します。 豆腐が栄養満点なのは、これまで述べてきたとおりです。もめん豆腐1丁(300g)は豚のもも肉約100g のタンパク質に相当します。豆腐はどんな素材ともよく合い、料理法を選びません。豆腐の味を生かしつついろいろな味に変身させて、今夜の夕飯のメインにどうぞ! 1回目は豆腐と牛肉のオイスターソース炒めです。
トマトのうま味が全体をまとめます。
色どりもきれいな元気メニュー
豆腐と牛肉の
オイスターソース炒め
■材料(4人分)
豆腐(もめん)………………………………1丁
牛赤身肉(薄切り)……………………… 250g
a
酒、しょうゆ…………………各大さじ½
こしょう………………………………少々
片栗粉……………………………大さじ½
トマト………………………………………2個
オクラ………………………………………6本
サラダ油……………………………大さじ1½
b
オイスターソース……………大さじ1½
しょうゆ…………………………大さじ1
酒…………………………………大さじ2
塩……………………………………………適量
■作り方
1 豆腐は縦半分に切り、さらに小口から厚さ2~3㎝に切ります。たっぷりの沸騰湯に入れ、さっとひとゆでして盆ザルに並べ、そのまま水きりをします。
2 牛肉は長さ3~4㎝に切ってボウルに入れ、aをもみ込み、下味をつけます。
3 トマトはヘタと種を取って大きめのザク切りにします。オクラはガクを取って塩でもみ、水洗いをして、長さ2㎝の斜め切りにします。
4 フライパンを熱してサラダ油をなじませ、②の牛肉を広げ入れ、焼き色をつけるように炒め焼きにします。牛肉に火が通ったら③のトマトとオクラを加えて、炒め合わせます。
5 ④のトマトに油がなじんだらbの調味料を加えて混ぜ合わせ、最後に①の豆腐を加え、豆腐をくずさないように大きく混ぜながらひと炒めして仕上げます。
次回は豆腐とエビの山椒炒めのレシピをご紹介します。
料理/田口成子 カメラ/中里一暁