目の不調には、この対策!
過去、OurAgeでは「飛蚊症(ひぶんしょう)」「加齢黄斑変性(かれいおうはんへんせい)」「眼瞼下 垂(がんけんかすい)」など、さまざまな目の不調を取り上げてきました。そしてそのたびに反響の大きさに驚かされました。
やはりみんな「見えにくさ」を感じている、目の悩みを抱えている…そこで今回は気になる「目」について、Part1~6に分けて大特集でお届けします!
Part 2
いつからかけるべき? 私に合うレンズは?
素朴な疑問からおしゃれメガネ店まで、ALLナビ!
買うべき「老眼鏡」教えます!
老眼だからとネガティブにならないで。最適な老眼鏡を手に入れることこそ、快適な日々の始まりです!
スマートに美しく、時に楽しく老眼鏡とつき合うすべを紹介します。
Q & A
既製orオーダー? 購入の疑問
「老眼鏡は手元がよく見えればそれでいい」なんて安易に考えていませんか?
健康のためにも美容のためにも予備知識は大切です。
今回は、「既製orオーダー? 購入の疑問」Q&A9~12までをご紹介します。
[ 教えてくれたのは… ]
■大倉萬佐子さん(眼科医)/Masako Okura
1961年生まれ。本誌「素敵女医」シリーズでもお馴染み。アイクリニック天神院長、瞳美容研究所代表理事。目から始まる美容と医療を合わせた「瞳美容」をキーワードに活動
■岡田哲哉さん(グローブスペックス代表)/Tetsuya Okada
1959年生まれ。2017年「世界一のメガネ店」に選ばれた「グローブスペックス」代表。ファッションとしてのメガネ、医療機器としてのメガネ、どちらの知識も豊富
■古屋和義さん(れんず屋代表)/Kazuyoshi Furuya
1965年生まれ。日本初のメガネレンズ専門店「れんず屋」を主宰。フレームは買わずにレンズ交換だけでOKという懐の深さも、レンズの在庫数も驚異的
Q9.
理想的な老眼鏡を手に入れるポイントは?
A.
メガネレンズの進化はめざましいものがあり、希望がはっきりしている人ほど、価値のあるメガネを手に入れることができる時代。「手元の書類もパソコンも見たい」はもちろん、「会議では手元も遠くの人の表情も見たい」「寝転んで読書がしたい」など、より具体的な目的があるほうがGOOD。整理しておきたいことは…、
□ 今、何がいちばん不便なのか?
□ いちばん見たいものは何か?
□ いつ、どんなシーンで使いたいのか?
□ 現状のどんな点を改善したいのか?
気がついたことはなんでもメモして、購入時に言えるようにしておくのが理想。(古屋さん)
次ページに続きます。Q10.
既製の老眼鏡とオーダーして作る老眼鏡の違いは?
A.
既製のメガネに入っているレンズは、左右の度数が同じで乱視矯正もされていないもの。実際には、両目ともまったく同じ度数という人は少なく、正確に検査すると乱視のある人も多いのです。また、レンズの度数だけで決めるのでなく、目の中心とレンズ中心を合わせたり、レンズまでの距離を合わせることなども大切な要素。既製の老眼鏡はそれができていないので、視界の快適さが違うと思われます。(大倉先生)
Q11.
老眼鏡の値段の差はどこからくるの?
A.
同じ機能を持つ老眼鏡でも5,000円と5万円。その差はおもにフレームとレンズの質の違いです。(古屋さん)
Q12.
鼻パッドの跡がつかないフレームは?
A.
老眼鏡をはずしたら、鼻パッドの跡がくっきり、ファンデーションがよれて気になるという人も多いはず。超軽量のフレームを選び、シリコンのパッドにする工夫は当然ながら、鼻パッド自体がないフレームにも注目して。いくつかのブランドから出ていますが、鼻パッドでなく、サイドのパッドで支えるデザインが多いよう。顔の形や装着感で選びましょう。(古屋さん)
撮影/フルフォード海 構成・原文/蓮見則子
次回は、「既製orオーダー? 購入の疑問」Q&A13~16についてご紹介します。