目の不調には、この対策!
過去、OurAgeでは「飛蚊症(ひぶんしょう)」「加齢黄斑変性(かれいおうはんへんせい)」「眼瞼下 垂(がんけんかすい)」など、さまざまな目の不調を取り上げてきました。そしてそのたびに反響の大きさに驚かされました。
やはりみんな「見えにくさ」を感じている、目の悩みを抱えている…そこで今回は気になる「目」について、Part1~6に分けて大特集でお届けします!
Part 2
いつからかけるべき? 私に合うレンズは?
素朴な疑問からおしゃれメガネ店まで、ALLナビ!
買うべき「老眼鏡」教えます!
老眼だからとネガティブにならないで。最適な老眼鏡を手に入れることこそ、快適な日々の始まりです!
スマートに美しく、時に楽しく老眼鏡とつき合うすべを紹介します。
Q & A
既製orオーダー? 購入の疑問
「老眼鏡は手元がよく見えればそれでいい」なんて安易に考えていませんか?
健康のためにも美容のためにも予備知識は大切です。
今回は、「既製orオーダー? 購入の疑問」Q&A13~16までをご紹介します。
[ 教えてくれたのは… ]
■大倉萬佐子さん(眼科医)/Masako Okura
1961年生まれ。本誌「素敵女医」シリーズでもお馴染み。アイクリニック天神院長、瞳美容研究所代表理事。目から始まる美容と医療を合わせた「瞳美容」をキーワードに活動
■岡田哲哉さん(グローブスペックス代表)/Tetsuya Okada
1959年生まれ。2017年「世界一のメガネ店」に選ばれた「グローブスペックス」代表。ファッションとしてのメガネ、医療機器としてのメガネ、どちらの知識も豊富
■古屋和義さん(れんず屋代表)/Kazuyoshi Furuya
1965年生まれ。日本初のメガネレンズ専門店「れんず屋」を主宰。フレームは買わずにレンズ交換だけでOKという懐の深さも、レンズの在庫数も驚異的
Q13.
近視の人はどんな老眼鏡を選ぶといいの?
A.
老眼になると近視用メガネをはずせば手元が見やすくなりますが、近視の人すべてがメガネをはずしてちょうどよい具合に、自分が見たい距離で手元を見られるわけではありません。よく見える距離と見たい距離がずれてしまうのが普通なので、それに合った遠近両用レンズをオーダーします。普段コンタクトレンズをつけているなら、近くを見るときは、手元を見るための単焦点老眼鏡をかける手もあります。(岡田さん)
Q14.
通販で老眼鏡を買ってもいいですか?
A.
メガネを作る際は、毎回目の病気がないかを検査して、自分の目に合ったものを購入するのが基本。眼科で出された処方箋をメガネ店に持って行き、オーダーするのが理想です。メガネ店では実際にかけ、装用感に問題がないかなどを確認し、調整します。通販ではフィッティングも調整もできないため、おすすめできません。(大倉先生)
Q15.
老眼鏡は、度数が進むたびにずっと作り替えるの?
A.
50代後半以降は徐々に老眼の進行が遅くなり、3年以上作り替えない人も多いもの。(岡田さん)
Q16.
初めて買うなら100円ショップの老眼鏡でもいいですか?
A.
あくまで一時的に拡大して見る程度ならいいと思います。ただ、日常的に老眼鏡をかける場合は、合わないレンズを装用することで眼精疲労や肩コリ、頭痛などの症状を引き起こす可能性がありますので注意が必要です。(大倉先生)
構成・原文/蓮見則子
次回は、「既製orオーダー? 購入の疑問」Q&A17~19についてご紹介します。