「目」の不調について、Part1~4に分けて大特集でお届けしています。
Part 3
「見えやすい」「快適」と愛用者増加中!?
詳しく知りたい!
「遠近両用コンタクトレンズ」
老眼対策はメガネだけでなく、遠近両用コンタクトレンズという選択肢があります。
上手に使いこなせば、新しい世界が開けそうです。
賢い人は遠近両用コンタクトを上手に使っている
ここでは、TPOにより遠近両用コンタクトレンズと老眼鏡を使い分けている3人の、事情と感想をレポート!
今回は、その快適さに驚いたという、フリーアナウンサーの庄司麻由里さんです。
48歳でコンタクトデビュー!
その快適さには驚きました。
庄司麻由里さん
( フリーアナウンサー・55歳)

TBS系ドラマ「家族ゲーム」で女優デビュー。その後アナウンサーに転身。司会、レポーター、キャスター、話し方・コミュニケーション術講師と幅広く活躍
仕事中はコンタクト必須。
老眼鏡と使い分けて!
もともと視力は両目とも1.5だったという庄司さん。メガネともコンタクトレンズとも縁のない生活でした。
「しかしながら、45歳を過ぎた頃から、近いところが見えにくくなって…。アナウンサーという仕事柄、カメラの前で原稿を読むとき、老眼鏡をかけるのもどうかと思い、しばらくは、原稿の文字を大きくしてもらっていました。すると原稿の枚数がハンパない(笑)。スタッフにお手数をかけるのが心苦しくて」

本番中に読む原稿は小さい文字だと見えないので、大きくしてもらったら、枚数がかさみ、それもだんだん不便に…
だんだん不便に感じてきたある日、某テレビ番組の体験取材で、眼科医院へ行き、遠近両用コンタクトに初挑戦することに。
「着用するときは、目に異物が入るのが怖くて、大騒ぎ(笑)。でも、いったんつけてしまえば快適! 思いのほか違和感がなく、老眼鏡がなくても近くが見えて大感激でした。遠近両用メガネはクラクラしてしまうけど、コンタクトはそれがほとんどありません」

生まれて初めて試したコンタクトレンズ。最初は怖かったものの、入れてしまえば思いのほか違和感なし。近くが見えて超快適
こうして48歳にして、コンタクトデビュー。着脱に慣れるまで多少時間がかかりましたが、今では必須アイテムです。
「でも、裸眼だと遠くはクリアに見えるのに、遠近両用コンタクトだと、今まで見えていた遠くの視力がちょっと落ちるんです。それにどうしても合点がいかず、コンタクトは本番中だけにして、普段は裸眼+老眼鏡にしていますアワエイジ世代からのコンタクトデビューは全然ありですね。TPOで使い分ければ、生活がぐんと便利になると思います」

でも裸眼では見えていた、遠くの視力が落ちることに馴染めず、仕事以外、特に家では裸眼+老眼鏡で使い分けています
次回は、遠近両用コンタクトと老眼鏡の使い分けで不便さが解消された方のお話です。
イラスト/中野久美子 取材・原文/山村浩子


