こんにちは小野アムスデン道子です。この夏、かねてより行きたいと思っていた氷と火の国アイスランドを訪れました。アイスランドの美&元気のモトは、雄大な自然の眺めと神秘的な青い温泉「ブルーラグーン」。ケプラヴィーク空港から意外と行きやすいこと、事前に予約が必要なことなど、有名だけど知られていないブルーラグーン紀行です。
アイスランドは、北海道ぐらいの大きさの国。なので、首都のレイキャビクを基点にして、有名な観光スポットは1日で回れます。ただし、ブルーラグーンは、レイキャビクから向うと約40分かかりますが、空港からは約20分と、旅の最初か最後に組み込んだ方が効率のよい場所にあります。地平線を見ながら溶岩の固まった大地をひた走ると、地熱発電所の煙が見えてきます。
ブルーンラグ―ンに行くのにまず大事なのは、必ずチケットをオンラインで事前購入しておかないといけないこと。世界中の旅行者が集まる人気施設ですから、どんどん来たはしから人を入れていくと、芋の子を洗うような状態になってしまいますからね。
料金は4つのカテゴリーがあって、入場料と入浴中に顔や身体に塗るミネラル分を含む泥パック込みのいちばん安い「スタンダード」というカテゴリーで6,100アイスランドクローネ(1ISK=1.0427円2017年9月27日現在)。同じカテゴリーでも混んでくると料金があがってしまう仕組みです。
私は、「スタンダード」にタオルやドリンクのつく、「コンフォート」というカテゴリーにしました。ドリンクはビールでもOKですし、夏場はこのカテゴリーがおすすめ。寒くなると、もう一つ上のカテゴリーに付くバスロ―ブが必要かも。「コンフォート」は、元は8,000アイスランドクローネとなっていますが、希望の時間帯ではすでに、10,000アイスランドクローネでしかチケットを購入できませんでした。なかなかのお値段です。
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中は男女混浴ですから、水着着用。まずは、シャワーで身体を洗ってから入ります(シャンプー,ボディソープは有り)。中は、巨大な露天風呂というより、温泉プ―ル。お湯はぬるめですが、十分に温泉という感じはします。
ただブルーラグーンは、自然に沸き出した温泉ではなく、地下から上がる蒸気で発電する地熱発電所の蒸気が冷却されてできた排出温水を湧かし上げたもの。蒸気が地下を通る際にシリカなどのミネラルを取り込むのです。あるとき、この地熱発電所で働く作業員が、この温排水につかってみたところ、皮膚病が直ってしまったところから、皮膚によいということが分かり、今日のブルーラグーンになったのだとか。
ちょっとお値段は高いですが、やっぱりこの不思議な青い温泉に浸かってみる価値あり。プ―ルの中ほどに、シリカをいっぱい含む泥を配っているブースがあって、入浴客が白い泥を顔や首、肩に塗りたくっています。そして、そのままプールの温水に溶かしてしまってOK。ナチュラルパックという感じです。
ビールなどアルコールを含むドリンクブースもあって、プラスチックのグラスに入れたビール片手にいっぱいやりながら入浴を楽しんでいる人もいます。
スパにレストラン、また宿泊施設までありますので、その気になれば1日中ゆっくりと過ごすこともできます。空港とレイキャビクへは送迎バスが出ています。
ブルーラグーン http://www.bluelagoon.com
アイスランドまでは、日本からの直行便はないので、ヨーロッパの各都市を経由して行くことになります。私は、マリメッコとのコラボでも知られているフィンランドのフラッグシップキャリアであるフィンエアーを利用しました。ヘルシンキまでは、日本から最速のヨーロッパで約9時間半で着きます。
マリメッコとコラボしたインテリアも北欧への旅気分が盛り上がるエアラインでした。
フィンエアー http://www.finnair.co.jp/