リタイア後も想定した自分たちの暮らしを快適にする「健康」リフォーム、50代の今から考えてみませんか? 今回ご紹介するのは断熱リフォームで住まいの心地よさがアップしたT邸です。高血圧のご主人のために浴室の改築と家中の窓の断熱リフォームを実施したところ、断熱性能と省エネ性能が向上したそうです。
断熱リフォームで
家の「健康度」をアップ!
リフォーム事例2
T邸
妻59歳 夫64歳
リフォーム箇所:バスルーム、
トイレ、リビングの窓など
窓まわりやバスを替えて
快適度が大幅にアップ!
リフォーム事例3軒目は、MyAge/OurAge編集スタッフの自宅。築11年の中古住宅を7年前に購入、間取りや床材を替え、テラスを作るなど全面的にリフォームしましたが、比較的きれいだった浴室はそのままだったので、そろそろ新しくしようと計画。ユニットバスを選び、近所の工務店を頼んだときに提案されたのが、窓の断熱リフォームでした。
「確かにルーバー窓では脱衣するときの冬の寒さが気になり、ヒートショック対策に小さなヒーターで温めてから入浴していました。二重窓のよさは知っていましたが、大がかりになるとあきらめていて。でも、複層ガラスの樹脂窓が簡単に取りつけられると聞き、飛びつきました」
「健康のために思いきって」とリビングルームや他の部屋も窓をリフォームすることに。熱の出入りが大きいアルミサッシを樹脂サッシに替え、二重窓にすることで、外気の影響を受けにくく断熱性能と省エネ性能が向上。網入りガラスからクリアガラスに替わり、庭の緑も美しく眺められるようになりました。
「快適になったし、バブルバスが気に入って夫も風呂好きに! 窓って大事だったなと実感しています」
【費用】
水まわり(「TOTOサザナHSシリーズ1620」を中心に)約130万円、サッシ工事すべて約160万円、他
約330万円
[リビング]
アルミサッシから複層ガラスの
樹脂サッシに、1日で交換!
1 テラスに面した大きな窓を介して、室内外がオープンにつながる住まい。リフォーム後は室内から眺める緑がいっそうきれいに
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窓枠はそのままに新しい窓をかぶせて取りつける窓のリフォームYKK AP「かんたんマドリモ」で、壁を壊さず短期間で工事。網入りガラスをクリアガラスにしたことで、テラスとの一体感が生まれました
2 クリアネット網戸で景色がクリアに、通風量アップ。
3 断熱性能を誇るLow-E複層ガラス
次は水まわりの断熱リフォームをご紹介します。
[水まわり]
高血圧の夫のために温度変化を少なく
快適なバスルームに
バスルームの広さは以前と同じですが、入り口のドアを拡張し、ゆったり体を伸ばせるバブルバス付きのバスタブに。窓を樹脂窓に替え、浴室換気暖房乾燥機もプラス
脱衣所を兼ねる洗面スペースも窓リフォーム。トイレの窓も替えることで、風呂の出入りや冬のトイレで起こりやすいヒートショックの危険を防いでくれます
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次回は築20年のマンションを全面リフォームした住まいをご紹介します。
撮影/富士 晃 イラスト/かくたりかこ 取材・原文/小森知佳