進化著しい水まわりの機器選びについて、リビングデザインセンターOZONE※のインテリアコーディネーター、山田佳代子さんに教わりました。
水まわりリフォームで
くつろぎの住まいが実現
洗面所やバスルーム、トイレといった水まわりは、健康を守るスペース。つねに美しく快適に保っていたいと思いながら、経年変化とともに、掃除をしても汚れが落ちにくく、老朽化が目立ちはじめます。一般的に水まわりの交換時期は15〜20年が目安。給湯器の交換も必要となるため、そのタイミングでお風呂や洗面スペースを一新するケースが多いようです。
「水まわりの交換は思いのほか費用がかかりますが、省エネや節水といった最新の機能も期待できます。しかもMyAge/OurAge世代なら、自分の時間を充実させるためにもバスルームを広くして洗面スペースとつなげるなど、より快適な空間にしたいと考える人が多いようです」と山田さん。
水まわりのリフォームには注意も必要。トイレはデザイン的にも美しいタンクレスが主流ですが、タンク式から交換する場合は新たに手洗い器が必要に。ユニットバスは、搬入できないケースもあるのでリフォーム対応の商品を選びます。洗面スペースは洗面ボウルと水栓金具の配置が水だれしないタイプを選ぶと、掃除しやすく、使い勝手のよい場所に。
水まわりは大切なリラクセーションスペース。日々を元気に美しく暮らすためにも、理想の空間を実現してみませんか?
【トイレ】
除菌水や特殊加工で
キレイを保つタンクレストイレ
ネオレスト(TOTO)
黒ずみや輪ジミの原因となる菌を除去し、気になるにおいを自動で抑える機能付き。便器のフチをなくして掃除もラクに。洗浄水量が従来の約3分の1という節水機能も魅力
次はバスルームと洗面の最新設備機器をご紹介。
【バスルーム】
家庭でスパ気分!
極楽バスでリラックス
スパージュ(リクシル)
肩をなでるようにお湯が流れるアクアフィール(肩湯、写真右上)がついた、新感覚のバスルーム。打たせ湯(写真右中)や、全身をシャワーが包み込むオーバーヘッドシャワー(写真右下)の機能も
【洗面】
洗面所が快適な
パウダールームに変身
ルミシス(リクシル)
陶器製の新素材アクアセラミックを搭載し、清掃性とデザイン性を両立。水栓や照明はタッチレスで作動します。美しい洗面スペースがお気に入りの場所になりそう
※リビングデザインセンターOZONEの新築・リフォーム相談
「OZONE家design」
http://www.iedesign.ozone.co.jp/
次回は知っておきたいリフォームの基礎知識をご紹介します。
撮影/富士 晃 イラスト/かくたりかこ 取材・原文/小森知佳