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腰痛防止のために見直すべき「腰にストレスをためない」動作とは?②起床時、パソコン作業中

山口正貴

山口正貴

東京大学医学部附属病院リハビリテーション部 理学療法士。大学時代にぎっくり腰を患ったことをきっかけに理学療法士に。腰痛を研究し、テレビ出演、書籍執筆、講師など幅広く活躍

今回は朝の姿勢と座っている時の姿勢などについてご紹介。よい姿勢も長く続ければ腰に負担がかかることも。サボリ姿勢を取り入れて筋肉を休ませる方法を取り入れましょう。

 

 

朝はなるべくよい姿勢で痛みを防ぐ

寝ている間は体にかかる重力が軽減されて椎間板の中に水がたまるため、朝の起床時は椎間板が腫れ、腰痛が最も起きやすい時間帯。これを防ぐため、朝はなるべく背骨の関節や靭帯、椎間板に負担をかけないよう本来の背骨のS字カーブを保ったよい姿勢で過ごして。

ねたままストレッチ 朝の姿勢

 

 

 

悪い姿勢よりよい姿勢を多くする

よい姿勢も長く続ければ腰の筋肉に負担をかけるとはいえ、一日のうちではやはり悪い姿勢よりはよい姿勢の時間を長くすることが大切。よい姿勢でいると姿勢を支える体幹の腹横筋や多裂筋などが鍛えられ、腰痛予防に。よい姿勢の割合を増やしましょう。

 

 

サボリ姿勢をうまく取り入れる

椅子に座ってパソコン作業などを続けると、集中して肘かけや背もたれを使い忘れがち。これだと筋肉に長時間負担がかかり、腰痛のもとに。30分に1回、1〜2分でもいいので肘かけに手を置き、背もたれにもたれかかったサボリ姿勢を取り入れ、靭帯に体を支えさせて筋肉を休ませて。

ねたままストレッチ サボリ姿勢

 

 

次回も日常の姿勢と動作の見直しについてご紹介します。

 

 

撮影/藤沢由加 ヘア&メイク/木村三喜 モデル/堀本陽子 スタイリスト/程野祐子 取材・原文/和田美穂

 

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