入眠してすぐ、約90分間続くのが深睡眠。良質な深睡眠を得るための5つの心得について、最新情報と対策法をご紹介しています。今すぐ実践してみよう!
お話を伺ったのは
千葉伸太郎さん
Shintaro Chiba
医学博士。太田総合病院記念研究所附属診療所太田睡眠科学センター所長。日本睡眠学会睡眠医療認定医。慈恵会医科大学やスタンフォード大学で最新の睡眠科学について研究を重ねている
2 睡眠中の温度や湿度を最新グッズでコントロール
朝まで快適に眠るためには、寝具のムレや寝苦しい衣類などはご法度。温度&湿度調節のアイテムを味方にして!
通気性を確保しつつ 適度な保温性のある寝具選びを
人間の体温は一日のうちでも変動していて、日中は体温を高めて活動を促し、夜は体温を下げて睡眠モードへ導きます。暑くムレた寝具の中にいると、脳が覚醒してなかなか眠ることができません。
「アメリカではマットレスに空気を送る機械が売られているほど、寝具の通気性を重視しています。なぜなら、湿気や熱がこもって寝具内の温度が上がってしまうと、体の表面からの放熱がうまくいかず、深部体温を下げることができないからです」(千葉先生)
適度な保温性がありつつ十分な通気性を確保した寝具を選べば、寝つきがよくなり、より深い深睡眠が得られます。
さらに、身につけるだけで血流を促し冷えや日中の疲れを軽減するというリカバリーウエアも、良質な眠りを助けます。
【ライター K のつぶやき 】
「同じ素材で、ロングTシャツとロングパンツのセットアップをお試し。薄くて軽く、体にゆる~くフィット。だから手足の動きがまったく邪魔されず、寝返りがすごくスムーズ!」
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【ライター K のつぶやき 】
「厚さ約6㎝の硬めのベッドパッド。モコモコの敷きパッド+羽毛布団が暑苦しく、よく目が覚めていたのに、これを下に敷いただけで朝まで快眠、寝汗もなし! この効果は本物。」
撮影/藤澤由加 〈物〉 小山志麻〈千葉先生〉 イラスト/sino 取材・原文/小林みどり