入眠してすぐ、約90分間続くのが深睡眠。今回は、いびきに悩まされない、良質な深睡眠を得るためのアイテムをご紹介。
5 いびき対策には最新アイテムが活躍!
睡眠が注目されて以来、相次いで登場しているいびき対策グッズ。その使い心地を徹底リポート!
お話を伺ったのは
竹腰英樹さん
Hideki Takekoshi
耳鼻咽喉科医。東京ロンフェルメ耳鼻いんこう科理事長。いびきのレーザー治療発祥の地パリで研究。睡眠時無呼吸症候群をはじめいびき全般に詳しい。http://ibiki-clinic.com/
いびきの原因は多種多彩。市販の対策アイテムを味方に!
いびきとは、睡眠中に鼻や喉の空気の通り道(気道)が狭くなって起こる異常な呼吸音のこと。気道が狭くなる原因は多数あります。
「横になって寝るとき、鼻粘膜がうっ血するため鼻の空間が10 ~ 25 %狭くなるといわれています。そこにアレルギー性鼻炎や鼻ポリープなどがあると、さらに狭くなりいびきの誘因に。また、喉ちんこが長い、あごが小さい、肥満といった体型的なもので気道が狭いケースもありますし、アルコールは鼻粘膜を充血させ、舌を支える神経を麻痺させて舌を喉に落ち込みやすくさせます。また、更年期を迎えた女性も、女性ホルモン減少の影響で睡眠中に舌が落ち込みやすくなり、気道が狭くなっていびきを発症しがちです」(竹腰英樹先生)
こうした慢性的ないびき症には、市販の対策アイテムが味方に。ただし、いびきのある人の約3割に睡眠時無呼吸症候群があるといわれ、睡眠障害だけでなく認知症や高血圧、心筋梗塞といった病気を引き起こすことも。気になる人はまずは専門医に相談しましょう。
いびきに悩むライターKが最新アイテムを1週間真剣に試しました!
睡眠アプリ「いびきラボ」を何気なく試したライターK。翌朝、真っ赤ないびきグラフを見て仰天!
いびきスコア 66
え、私がいびき!? ガチなモニタリングの始まりです!
ライターKが試したアイテムとは…? またその結果も次ページで!
【お試しアイテム1】
口を閉じて鼻呼吸を促す 鼻呼吸テープ
鼻腔拡張テープと口を閉じるテープを近所のドラッグストアで入手。
どちらも就寝直前にテープを貼るだけなので、とても簡単だしリーズナブル。
翌朝アプリをチェックしてみると、さっそくいびきスコアが半減! いびきそのものがなくなったわけではないけれど、騒音が小さくなることで自分にも家族にも安眠をもたらすうれしい結果に。
【結果発表】
いびきスコア 21
テープ2種使いでいびきスコアが半減!
初日からいびきスコア38をたたき出して絶好調。 ただ、鼻腔拡張テープは粘着力が強いため、3日ほどで肌がヒリヒリ。4日目から鼻呼吸テープのみにしたけれど、さらに4日後再び2種使いをしたら、いびきスコア21で満足の結果に!
撮影/藤澤由加 イラスト/sino 取材・原文/小林みどり