夏の冷え対策コーディネート
冷えに無防備になりがちな夏。でも、冷房過剰な現代では冬より夏のほうが冷えは深刻です。
35年のキャリアを持つ鍼灸師で、冷えとり名人の田中美津さんから、今回は冷え対策の重ね着をしていても涼しげに見える、ファッションコーディネートについてのアドバイスです。
●上からの冷気は、帽子でシャットアウト。
●トップスの下にひんやり感のある絹のTシャツをインナー代わりに着ると、重ね着しても不思議と暑くない!冷房がある場所では、夏でもスパッツ2枚が基本ですが、抵抗のある人はパンツの下にロングスパッツ(できれば中厚のもの)を1枚着用して。
●絹か綿の靴下をはいて足首をガード。スニーカーならひと駅歩くのも苦にならない!
●スカーフで首筋をガード。風邪をひきそうなときには必須です。
●スカートの下に5分丈スパッツを着用。
●足に負担の少ないバレエシューズに、絹か綿の靴下をはき、足元から冷えを予防。
【いつもバッグに 冷えとりレスキューグッズ】
半袖で寒くなったらアームウォーマーを。
首筋が冷えるときや風邪ぎみの人はスカーフやショールで防衛。
映画館や職場などでは、5本指靴下やレッグウォーマーをはいて、
足と足首を保護して乗りきって。
次回は、冷え症を招く食べ物や、体を冷やさない食べ方についてご紹介します。
イラスト/しおたまこ 構成・原文/石丸久美子