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冷えとり名人が指南/ツボ編③ツボ刺激にお灸やこんにゃく湿布!?

田中美津さん

田中美津さん

1943年生まれ。鍼灸師。1970年代初頭、日本のウーマン・リブ運動を主導。4年半のメキシコでの生活を経て、1982年より鍼灸治療院「れらはるせ」を開設。
『自分で治す冷え症』(マガジンハウス)『いのちの女たちへ とり乱しウーマン・リブ論』(パンドラ)など著書多数

冷えに効く、いろいろなツボ刺激法

 

 

冷えに無防備になりがちな夏は、冷房過剰で冬より冷えは深刻です。35年のキャリアを持つ鍼灸師で、冷えとり名人の田中美津さんが、"明るく養生、元気に不摂生"をモットーに、体も心もラクになる"好い加減"な夏冷え養生法を伝授。

 

今回は、美津さんおすすめの、冷えに効くツボ刺激法をご紹介します。

 

 

 

【お灸】

 

●初心者でも安心! 簡易灸で温熱刺激

お灸はエネルギーを与えるので、弾力のないほうのツボをねらいます。

熱いと思ったときにはもう効いているので我慢せず取り除いて。

はじめてのお灸moxa Thé vert 緑茶のかほり(50個入り)¥1,000/せんねん灸

 

煙の出ないタイプ。せんねん灸の奇跡 ソフト(50個入り)¥1,380/せんねん灸

 

貼るだけでOK。火を使わないお灸 太陽(2個入り)¥220/せんねん灸

 

 

次ページでは、【こんにゃく湿布】!をご紹介。

【こんにゃく湿布】

 

❶ こんにゃくを2枚用意し、弱火で10分ほどゆでます。

❷ うつぶせになって、タオルに包んだゆでこんにゃくを左右の腎臓の上あたりに置いて20分温めます。

❸ 終わったら水で濡らしたタオルを固く絞って、湿布した箇所を拭いてください。

 

こんにゃく…。若干引きぎみの方もいらっしゃるでしょうが、ゆでこんにゃくは湿熱で、肌への当たりが柔らかく、体の奥までじんわりと熱が浸透するのです。その気持ちよさは圧倒的! カイロなどの乾熱では決して味わえない幸福感をもたらします。冷えてだるくてどこにも出かけたくない週末に、好きな音楽をかけながら行えば心も体も温まり、やる気と元気がわいてきます。食後に行う場合は少なくとも1時間はあけて。

 

 

 

次回は、自律神経を整えて冷えない体に導く呼吸法をご紹介します。

 

 

撮影/鈴木康久(千代田スタジオ) 細谷悠美 イラスト/しおたまこ  構成・原文/石丸久美子

 

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