脈で診断! Dr.CTスキャンの異名を持つアーユルヴェーダ医が来日!
スリランカ・アーユルヴェーダで心身を健やかに
スリランカでもその実力が評判で、日本にもファンが多いアーユルヴェーダ医、Dr.エディリシンハが初来日。 アーユルヴェーダの健康のとらえ方と、不調の予防に大切な呼吸法を教えていただきました!
栄養がうまく取り込める〝巡る〞体にするために
OurAgeの「きれいになれるスリランカ」の記事で大反響、編集部スタッフの面々もそのもとを訪れ、いろいろぴたりと当てられたドクター・エディリシンハが初来日!
Dr.ディネッシュ・エディリシンハ Dr. Dinesh Edirisinghe
〝Dr.CTスキャン〞の異名を持つスリランカの「ジェットウィング・ホテルズ」の5つのアーユルヴェーダリゾートを取りまとめる名医。脈診だけで、ゲストの体調や心理、既往症をずばり言い当て、的確なケアやアドバイスをしてくれます。Dr.の問診希望の場合は、ホテルのDr.エディリシンハ監修特別プログラムへ申し込みを。
額に手を当てながら脈を診たあと、診断を書き留めていき、それをもとに問診を行いながら次々に体調や体のトラブルを指摘、対策について語ります。
アーユルヴェーダはヴァータ、ピッタ、カッパというドーシャ3分類が有名ですが、アーユルヴェーダ医はそれに加えダトゥ(下図)を診ているそう。
栄養素は、段階的に体の組織に取り入れられていくため、組織も段階的に形成されるという考え方。したがって、どこかの段階で栄養の流れのチャンネルがブロックされてしまっていると、栄養の運搬が止まり不純物ができ、それが次の段階の病気の元になるのです。
「人間の体は組織の形成に必要な栄養を7つの段階を踏んで順番に取り入れていくのですが、流れのどこかが滞っていると不純物ができ、それが元で病気になるというトラブルが起こるのです。まずは、消化、吸収がうまくできること。食べものの選択、食べ方が大切です。胃と腸がスムーズに動くように。そして、呼吸を整え、白湯や水をたくさん飲み、不純物をためない〝流れる体”をつくること。アーユルヴェーダは食と薬やオイル、施術で体の内外から体を整えていくのです」
〈Dr.の呼吸法〉
リラックスして目を閉じ、鼻から息を目いっぱい入れ、20秒止めて肺に酸素がたくさん入り、血液を通して体に酸素が回るのをイメージします。肩を落として一気に鼻から出し、20秒ほど肺をカラにした状態でキープします。毎日5分×5回行って。
体に変化の多いマイエイジ世代の不調に、効果的なアプローチといえます。
ジェットウィングでも買える、アーユルヴェーダのプロダクツ
a カフェインフリーの5つの重要なスリランカ薬草のお茶。b 14のスパイスや植物を調合したハーブティー。体力が落ちているときや風邪をひきそうなときに。 c 自然素材の歯磨き粉。歯が白くなる効果も。d 筋肉や関節に効く軟膏。e アンチエイジング効果があるという、どの体質にもいいゴトゥコラのお茶。ほろ苦い
ジェットウィング アーユルヴェーダ パビリオンズ
Jetwing Ayurveda Pavillions
DATA
スリランカ国際空港から車で20分。 1泊1室1名料金US$260~(予約は3泊以上~ 3食・ヨガ・アーユルヴェーダ施術付き) 完全ベジタリアン食+ビーガンメニューあり。
ジェットウィングトラベ ルズ&ホテルズ
☎03-3476-7277
撮影/小山志麻 イラスト/内藤しなこ 取材・原文/編集部