非常に興味のあるこの遅発型フードアレルギー。そこで、「なんとなく調子が悪い」を抱えている編集スタッフが、実際に検査を受けて食生活を見直してみました! その結果は?
●反応が出た乳製品を排除したら
花粉症や皮膚炎が治った!
食生活の見直しができたことが最大の収穫!
53歳・編集者F
40代後半で花粉症&アトピー性皮膚炎デビュー。なかなか治らず悩んでいた3年前、澤登先生に取材をしたのをきっかけに、遅発型フードアレルギーの検査をしました。結果は、アレルギー反応はそれほど強くないものの、乳製品に陽性反応が。また、栄養バランスに問題があり、慢性的な鉄分、ビタミンC、B群、タンパク質の不足、一方で糖質過多を指摘されました。こうした栄養の偏りにより腸内環境が悪くなっているとのこと。そこで、乳製品を6カ月間徹底的に除去することに取り組みました。大好きなチョコレート、パンやクッキーもお預け! 甘いものは和菓子で代替して乗り切りました。6カ月後、花粉症の季節なのに症状が出ずびっくり! 以来、花粉症はほぼ発症せず、気づけば皮膚炎もしだいに治まりました。実践して本当によかったです。
気になる症状 花粉症 アトピー性皮膚炎
取り組んだこと 乳製品除去 タンパク質摂取 鉄分摂取 ビタミンC・B群摂取 必須脂肪酸摂取
改善した症状 花粉症症状とアトピーの軽減
次は頭皮湿疹やじんましんに悩むスタッフの体験談をご紹介!
●頭皮湿疹やじんましんは
食生活の乱れが原因!?
体調不良の一番の原因はお酒の飲みすぎ!?
57歳・ライターY
ここ数年、じんましんや頭皮湿疹に悩まされています。そこで遅発型フードアレルギーを疑い、検査を依頼。結果は卵黄、乳製品に中程度の反応が出たのみ。これは非常に少ないケースだそう。ということは湿疹の原因はほかに? 先生いわく、「40~50代は炎症の世代」なのだそう。それを助長する食の悪癖で最も心当たりがあるのは飲酒量。まずは肝臓の解毒機能アップのためにアルコール摂取量を減らし、炎症を抑えるオメガ3脂肪酸、ビタミンDの摂取を。デトックス効果のあるパクチーやクレソンもいいそう。そして反応が出た、毎日食べていた卵とヨーグルトは3日に1度に、消化吸収を助け、腸内環境を整えるケアとして、小麦食材は週に1度に抑えること。実践して1週間後に感じたのは、朝の目覚めが爽やかになったこと。その後の変化は観察中!
気になる症状 頭皮湿疹 じんましん
取り組んだこと 減酒 卵を減らす 緑黄色野菜摂取 オメガ3脂肪酸摂取 ビタミンD摂取 タンパク質摂取
改善した症状 ただ今実践中
取材・原文/山村浩子