ボイストレーニングに声のアンチエイジング効果があると聞き、実際にレッスンを体験してみることに。
前回は正しい姿勢や呼吸法などを教わりました。
今回はいよいよ声を出してみます!
教えてくれたのは
Minnie P.さん
ボイストレーナー、音楽プロデューサー、作詞作曲編曲家。
国内外のメジャーアーティストのプロデュースやボーカルディレクションを行う。1995年、ウイングス ミュージックスクールを開校。歌がうまくなるMinnie’sメソッドを体系化。『声を磨けば、人生が変わる』(集英社インターナショナル刊)が好評発売中。ウイングス ミュージックおよびW Music Labels代表
5.声を体に響かせる発声練習をします
①口は縦に開く
口や喉の空間を広げるために、口は縦に開きます(オエッとなるときのイメージで)。この状態で、「あ~い~う~え~お~」と声を出します
②肩の力を抜くために、手や腕を動かす
肩や首などに無駄な力が入っていると、声を響かせることができません。余分な力を抜くには、手や腕を動かしながら声を出してみましょう
③"高い声"を出すときは膝を曲げ、姿勢を低くして
高い声は、口を縦に開いたまま、お腹から出すことが大切。「あ~、う~↑、あ~」の「う~↑」を高い声で出すときに膝を曲げ、腰を低くすると感覚がつかめます
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最後は、大きな声で楽しく歌ってみましょう!
レッスン終了!
6.アフターの顔を自撮りします
最後にスマホで顔を撮影します。普段あまり使わない顔の筋肉を使ったせいか、顔の血色がよくなり、口のまわりが引き締まった印象になりました。1時間のレッスンで、体もぽかぽかに
2週間続けたらこんな変化が!
レッスンでは、いろいろと目からウロコの気づきがあったのですが、なかでもなるほどと思ったのが「あごを引く」でした。日常生活でもあごを引いて、首の後ろを真っすぐにするように気をつけていたら、なんと長年の悩みだった肩コリが軽減しました。口を縦に開けて「あ~、う~↑、あ~」と、高音をお腹から出す練習もしました。すると2週間で、頭やおでこに声が響くのを実感できるようになりました。感動!(友吉さん)
【ミニーP.さんのコメント】
「友吉さんは、最初はどちらかというと細い声だったのですが、レッスン中に変化があり、2週間後には、芯のある、とても魅力的な歌声に変わっていました。あごが上がる癖も改善し、見違えるほど姿勢もよくなりました。顔の血行がよくなり、肌の透明感もアップ。話すときの声も、さらに魅力的になっていました。少しずつでいいので、毎日ボイストレーニングを続けてみてくださいね」
撮影/山下みどり 構成・原文/友吉由紀子 指導・監修/Minnie P.