こんにちは小野アムスデン道子です。ダナンは、ホーチミンとハノイに継ぐべトナム第3の都市。なので、日本からべトナム航空の直行便が週5便あり、行きは約6時間、帰りは5時間と、さくっと行きやすい穴場です。しかも、空港からホテルが並ぶビーチまでが近い。今回、宿泊した「シェラトングランド・ダナンリゾート」も空港から約20分で到着です。全長250mものインフィニティプールで泳ぎ、アロマとキャンドルが溶けた温かなオイルにうっとりするスパマッサージを受けて、優雅な休日が過ごせます。
ソフトローンチだった2017年11月には、べトナムAPECの会場にもなった「シェラトングランド・ダナンリゾート」は、全228室のデラックスと30室のスイートの規模を誇るホテル。ロビーや大規模なミーティングルームの天井に輝く豪華なシャンデリアに目を奪われます。
チェックインしたオーシャンビューのデラックスルームは47㎡で、上品でモダンなインテリア。足を伸ばしてゆっくり浸かれるバスタブもうれしいです。
まずは、グランドピアノの調べがクラシックな「ティーラウンジ」で、グランド・アフタヌーン・ティーをいただきます。
べトナムの揚げパンであるクオイを使ったり、パンダンの香りのするカスタードなど、べトナムスタイルも少し入った新鮮なフィンガーフードやスイーツはどれも小ぶりでおいしい。お茶は、ハイマウンテンティーなど19種類ものなかから選べ、15時〜18時と午後の遅めにゆっくり楽しめます。一人378,000ドン(税・サ別 )。
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このホテルの特徴は、なんといっても超ロングのインフィニティプール。元々は2つのプールを客室棟の前に造ろうとしていたそうですが「繋げた方がいいわ」という女性オーナーの一声でこんな素敵なインフィニティプールになったそう。レストランやスパなどが入る正面の棟からビーチに向かって250mをゆっくり泳いでいるゲストも。プライベートビーチに面した部分には、水中にリラックスできる寝椅子もあります。
ひと泳ぎして、シャワーを浴びたら、ビーチ近くに立つレストラン「ラ・プラージュ」へ。オーシャンフロントにテラスがあり、オープンエアーで心地よいダイニングです。アジアンフュージョンのベトナミーズで、グループでシェアをして気軽に楽しめるメニューも充実。ダナンの地ビールも置いていてこれがホップが効いていながらも暑い国らしく爽やかさもあって、なかなかのおいしさでした。
新鮮なイカのグリルにしゃきっとした青パパイヤや空芯菜などの野菜、そしてピーナッツや揚げワンタンを加えた味のコンビネーションが抜群によく、また豪華なシーフードグリルの盛り合わせはチリやトマトの下味も効いて、みんな食べるのに一所懸命で無言になってしまったほど。
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ダナンと言えば、すぐ近郊にある世界遺産の町ホイアンが有名ですが、もう行ったという人には、テーマパーク「バーナーヒルズ」の中に2018年6月に出来た「ゴールデンブリッジ」が新スポットとして注目されています。
標高約1,500mにある高原リゾート地から、高度差世界一(約1300メートル)、深い峡谷を見下ろす世界最長(約5キロ)という2つの世界一を誇るロープウェイに乗って、「ゴールデンブリッジ」を目指します。
その名の通り、長さ150メートルの欄干が金色の橋ですが、それを支えているのは“巨大な手”。地上からにょきっと出ている手が橋を支える構図はインスタ映え抜群で、自撮りしている人が並びます。私が訪れた時はあいにくの雨でしたが、それもまた幻想的で面白い絵になりました。
ひんやりと涼しい高地で、かつては第1次世界大戦を避けてべトナムにやって来たフランス人の居留地だったところ。ヨーロッパの街並を再現したようなテーマパークやら、子供が喜びそうなアトラクションのあるファンタジーランドやら既視感もありますが、とにかくこの巨大な手はなかなかの見ものです。
バーナーヒルズの入場料はロープウェイ込みで大人700,000ドン、小人550,000ドンですが「シェラトングランド・ダナンリゾート」にはお得な「ディスカバー ダナン」パッケージがあります。「バーナヒルズ」への半日のプラーベートツアーに、朝食、シグニチャーブッフェ(土曜)またはセットメニューの夕食、スパの20%割引や午後3時までのレイトチェックアウトを付けた宿泊パッケージで、6,600,000ドン~11,600,000ドン【1部屋1拍の料金(最低2泊から)/税別】で出しています。
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リゾートの中でおこもりで過ごしたいという人には「シャインスパ」がおすすめ。部屋ごとにグリーンティー、シナモンハニーなどと香りの名前が付いていて、ほのかにその香りが漂い、うっとりした時間が過ごせます。
施術後にお茶を飲んで寛ぐターンダウンのスペースもゴージャス。
そして、何といってもキャンドルを溶かしたものにエッセンシャルオイル、シアバター、アボガドオイルなどを合わせたオイルで行うシグニチャーなボディセラピーのキャンドルマッサージが最高に気持ちがよいのです。温めてとろりとしたオイルにはビタミンも含まれ、肌に吸収されてしっとりと潤います。この「シャイン マッサージ(シグニチャー)」は、60分で2,500,000ドン(税・サ込)です。
おこもりステイには、食事のバリエーションも大事。「シェラトングランド・ダナンリゾート」は、前述の「ティーラウンジ」、「ラ・プラージュ」を含めて、6つのレストラン&バーがあります。朝食ブッフェでも目の前のオープンキッチンで作りたての料理が並ぶ「テーブル88」は、オールデイダイニング。朝から出来立てのヘルシージュースや麺料理が楽しめます。私はダナン名物のミークアン(米粉の平打ち麺)をチョイス。チキンに海老も加えた濃厚なスープにたっぷりの野菜がおいしくて、完食しました。昼にはべトナムやアジア、環太平洋地域の料理が楽しめます。
「ザ・グリル」は新鮮なシーフードと最上級のプライムステーキが自慢のメインダイニングで、ワインも120種類と充実しています。
前菜にオーダーしたクラブケーキは、蟹の身がぎっしり詰まってクリスピーに仕上げられていて、オーストラリアのマーガレットリバーのミネラル感のある白ワインにぴったり。
最上級のプライムステーキは、牛肉の種類を選び、ステーキナイフもそれに合わせておすすめしてくれます。
まるで海にそのまま繋がるようなインフィニティプールで泳ぎ、マッサージが心地よいスパ。ダナンでゆったりのんびり過ごした休日でした。
シェラトングランド・ダナンリゾート
住所:35 Truong Sa Street, Hoa Hai Ward, Ngu Hanh Son District, Danang 550000 Vietnam
電話:+84 236 3988 999
https://www.marriott.co.jp/hotels/travel/dadsi-sheraton-grand-danang-resort/
※1000ドン=約4.74円(2018年12月現在)