今回は、甲状腺ホルモンが多すぎた場合、あるいは少なすぎた場合にどんな病気が起こるのか、みていきます。
甲状腺ホルモンは多くても少なくてもNG!
甲状腺ホルモンが多すぎると…
暑がり
多汗
脈拍数が多い
不整脈
動悸がする
体重が減る
食欲旺盛
手足が震える
イライラする
排便の回数が増える
眼球が出る
息切れしやすい
かゆみがある
口が乾きやすい
早口になる
生理の間隔が短い
生理の出血量が少ない
コレステロール値が低い
甲状腺中毒症/代表的な病気は…
バセドウ病
甲状腺ホルモンが少なすぎると…
寒がり・低体温
うつっぽい
脈拍数が少ない
貧血
むくみやすい
体重が増える
気力がわかない
もの忘れしやすい
筋力が低下
便秘がち
動作が鈍い
眠気を感じやすい
皮膚がカサカサ
声が枯れる
足がつりやすい
生理の間隔が長い
生理の出血量が多い
コレステロール値が高い
甲状腺機能低下症/代表的な病気は…
橋本病
《共通の症状》
だるい
疲れやすい
髪の毛が抜ける
甲状腺が腫れることもある
いかがでしたか? 更年期の症状と似ているところがありますね。
このような症状が現れたら自己判断せず、まずは専門医に相談しましょう。
次回は、甲状腺ホルモンがどのように作られるのかご紹介します。
イラスト/内藤しなこ 構成・原文/蓮見則子