今話題の「炭酸入浴」。炭酸入浴は、血行が促進され、短時間で体を温めることができるそうです。また老廃物を除去し、疲労を回復してくれる効果も期待できるとか。そんないいことずくめの炭酸入浴は、今日からでもぜひ取り入れたいところ。コツさえちゃんと押さえれば、自宅で簡単に炭酸風呂が作れるそうなので、家計にもやさしいですね。
お話を伺ったのは…
Hiromi Takahashi
髙橋弘美さん
炭酸美容家・薬事/研究開発コンサルタント。米国・ホリスティック栄養理学士。シーオーツープラス代表取締役社長。2017年よりニュージーランド在住
重曹とクエン酸で作る、
シュワシュワの炭酸風呂
日本には炭酸泉の温泉が各地にあるほか、最近では高濃度の炭酸ガスを人工的にお湯に溶かし込む技術が開発され、バスタブに設置できる炭酸泉マシンも登場しています。
そんななか「重曹とクエン酸があれば、自宅で高濃度の炭酸風呂が楽しめます」と言うのは、炭酸美容家の髙橋弘美さんです。
手作り炭酸風呂のコツは3つ。まずお湯の温度を40℃以下にすること。次に重曹とクエン酸の分量をきちんと量ること。そして入れる順番を間違えないこと。バスタブの大きさで適量が変わるため、レシピの分量はあくまでも目安で。
「体にびっしりついた泡はこすらないで。高濃度の炭酸ガスの泡には、肌の汚れを落とす効果があります。また、肌の赤みは血行がよくなったサインなのでご安心を」
シュワシュワした泡の感覚が楽しい、手作りの高濃度炭酸風呂。ぜひこの機会にお試しあれ!
ライターKの炭酸入浴体験談
炭酸風呂で乾燥肌が改善しました
2年前に髙橋さんのワークショップに参加。そこで炭酸風呂の作り方を知り、以来、炭酸入浴を習慣にしてきました。それまでは秋口から冬場にかけて、お腹まわりや脚のすねが乾燥してカサカサになっていたのですが、炭酸入浴を始めてから肌の状態が改善。かゆみ止め効果のある薬用クリームを塗らないとかゆくて我慢できなかったほどの乾燥肌が、今では何も塗らなくても大丈夫になりました。さらに汗をたっぷりかけるので、肌の調子もよくなったような気がします。また取材や原稿書きで疲れたときは配合を多めにし、炭酸濃度を高くしています。疲れが取れるような気がしますし、サイダーのような強めのシュワシュワが気持ちいいです!
次回は、炭酸風呂だけでなく、簡単に楽しめる炭酸足湯や炭酸シャンプーの作り方までをご紹介します。
撮影/フルフォード海〈髙橋さん〉 イラスト/かくたりかこ 取材・原文/上田恵子