乳がんサバイバーになりました
こんにちは。
hijiriと申します。OurAgeのおでかけ女史組メンバーで、読者代表としてブログを書いております。
普段はIT系のベンチャー企業に勤める会社員で、主にWeb 用の記事の編集構成をしており、個人でWebライターなどもしています。
着物が好きなので、よく「お茶の先生ですか?」「着付け教えてるの?」などと聞かれます(が、全くそういうことはありません)。
半世紀以上の人生の中で、実に引越回数19回という移動人生を送っていて、オランダや香港にも住んでいたことがあったりします。子供はおらず、いまだ夫婦二人でのほほんと暮らしています。
さて、そんな私ですが、2019年5月に左胸に乳がんの診断を受け、6月に手術しました。
ステージは1、リンパへの転移が見られたものの、ごく極小でセンチネルリンパ節生検は無事にクリア(この検査については別の回で詳しくご説明しますね)、というような状況です。
乳房全摘(乳管除去)もこの段階では心配しなくてよいらしく、放射線治療とホルモン治療でほぼ普通の生活を送れていますし、変わらず仕事もしています。そんな感じです。
普通のがんは5年、でも乳がんは10年
乳がんは現在は女性の10人に1人がかかる病気だと言われています。
けれども一度見つかったら、手術や処置が正しく行われたとしても、完治と判断できるまでに約10年かかるとも言われています。
他のがんはだいたい5年ですから、約2倍。長い時間です。
とりあえず今は大丈夫な私ですが、その長い期間の中で、これからどうなるかはまったくわかりません。再発するかもしれないし、逆にこのまま何事もないように生活していくのかもしれません。
ほぼ更年期も終わりかけの50代前半の私です。なにがあってもおかしくない。
もしかしたら、同じように乳がんと診断されたものの、この先どうなるのだろうと不安な方も多いのではないだろうか。
そんな方々と一緒に悩めたらと編集部にご相談したことがきっかけで、この連載をさせて頂けることになりました。
現在進行形で、あなたも一緒に考えませんか?
私の戦いもまだ始まったばかりです。
そんな中で体験したこと納得したこと、知っておくべきことや気づいたことなど、現在進行形で具体的にお伝えしていけたらと思っています。
もちろん私より深刻な症状の方もいらっしゃるでしょう。そういう方にとってはhijiriさんは気楽でいいよね、って思われるかもしれません。
そういう意味では、乳がんになるってこういうことなんだ、くらいな感覚で気楽にお読みいただければ嬉しいです。
悩むあなたにも、そして今は悩んでいない方にも「もしかしたら」の心づもりとして、なにかの役に立てば、こんなうれしいことはありません。