こんにちは、ミーナです。OurAge世代の女性4人に、「脳」の健康ためにしていることを聞いてみました。ぜひ、参考にしてくださいね。
「私の脳、大丈夫!? 」と不安を感じたら…
ボケないために、今から考える「脳トレ」
更年期の悩みを抱えるMyAge世代は、ちょうど両親の介護も考えなければいけない年代でもあります。
親の姿を見て、自分の将来に思いを馳せるなど、脳の健康に関して、切実な思いを持っている人は多いはず。シャープでイキイキとした脳を保つために今から、できること、始めましょう!
OurAge世代の脳、
皆どうつき合っているの?
OurAge世代になると、多少の差はあれ、誰もが脳の衰えを意識しはじめるようになります。
そこで、より頭脳明晰でいることを求められる仕事をしながら輝いている女性たち4名に直撃! イキイキとした脳を保つための意識や、将来に向けて始めていること、ぜひ参考にしてください。
三人目は、美容・医療ジャーナリストとして、体の不調を年齢のせいにせずに健康維持を心がけている海野由利子さんの「脳」とのつき合い方をご紹介します。
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海野由利子さん Yuriko Umino
profile
1959年生まれ。美容・医療ジャーナリスト。女性誌編集部でファッションと美容を担当後、独立。美容、美容医療、アンチエイジング医療などの分野を取材し、女性誌を中心に企画、執筆中。日本抗加齢医学会会員
全身の健康維持に配慮し
血流のよい血管を保つ
科学的根拠のある情報を取り入れ、脳血管を元気に
「脳の活性化には“新しいことをする”“未知のものに触れる”ことが重要。私にとっては取材と仕事のための勉強が、脳の活性化には最も刺激的であり、これについては日々行っていると思う」と海野さん。
美容・医療ジャーナリストとして、日々進化する情報を精査しながら整理し、発信する仕事自体が脳をイキイキと保つ秘訣だと話します。
「脳の衰えは血流不良から起こることが多いので、脳血管の健康は意識しています。全身に栄養を届け、老廃物を回収する血管にダメージがあると、悪いものが滞り、必要な栄養が運ばれなくなってしまいます。しかも血管が硬くなると切れやすくなり、切れる場所によってはとりかえしのつかないことにもなりかねません。
そのため、日頃からオメガ3系の良質な油をとるように心がけています。また、余分な糖質は油に変換されて蓄積されるため、炭水化物を控えめにしています」
脳梗塞が起きやすい世代になってきたため、頭痛やめまい、手のしびれなどが起きたときには慎重に様子をみて、おかしいと思ったらすぐに病院へ駆け込む心づもりも。
仕事柄、さすがに脳の健康情報にも精通している海野さん。ほかにも日常的に取り入れている健康法があるのでは?
「脳の検査方法が進化したため、発症前に手を打つことが可能になりました。学会でも、食べ物やサプリメントなどに関する科学的、医学的根拠のある情報が多くなりましたね。巷にあふれている情報の中には、残念ながら誤ったものもありますし、せっかく取り入れるからには根拠のあるものでなければ意味がないと思っています。
とはいえ、脳のために食材を選ぶことはなく、あくまで全身の健康のための選択。もともと野菜が好きなので、野菜中心で肉や魚でタンパク質を摂取します。
身体機能維持=脳機能維持でもあり、脳だけのためではありませんが、血液検査の結果にそってメディカルサプリもとっています。その中で脳機能によいとわかって飲んでいるのはEPA、神経物質のもとになるタンパク質やビタミンCなど。
でも、まずは体の健康。“年齢だから仕方ない”とは思わず、不調は放置しないこと、よりよい体調を維持することが脳の元気にもつながるはずです」
「脳とのつき合い方」、次回の最終回は、声を出して「脳」を刺激しているという、フリーキャスターの伊藤聡子さんの「脳トレ」のご紹介です。
撮影/板野賢治 取材・原文/蕨 康子