こんにちは
漫画家の井上きみどりです。
いつ、どこで、何が起こるかわからない今の時代を生きる
OurAge世代の女性が役立つ(であろう)
災害と女性のカラダについて
書かせて頂いているこのコラム。
今回も
皆さんから頂戴した質問を
井上が皆さんの代わりに専門家や経験者にお聞きし、
報告させていただきます!
大災害が起こった時、
着の身着のままで避難しても
数日間は、何とかなることが多いのですが
避難生活から立ち直るには
やはりある程度のお金が必要です。
井上の場合は
震災前から、こんな風に
非常持ち出し袋の中に小銭を入れて
すぐに持ち出せるよう、玄関の隅っこに置いていました。
これで当面はしのげますが、
津波で家を流されたり、
自宅が全壊して住むところがなくなった場合は
まとまったお金が必要になります。
でも、一分一秒を争う避難時。
貯金通帳まで持って逃げることはできません。
そこで、宮城県沿岸部に住んでいた知人のお母さんは
災害時にお金を守るために
普段からこんな工夫をされていたそうです。
ポイントは印鑑・・!
このお母さんのご自宅は
残念ながら津波で流されてしまいましたが
印鑑があったお陰で
お金の出し入れの手続きや
公的な手続きが早く済んだそうです。
印鑑は安価な認め印でOK。
銀行印がなくても、依頼書を発行できたり、
何かとスムーズに手続きができて助かったとか。
日本ってまだまだ印鑑社会なんですね・・・。
東日本大震災の直後は
印鑑や通帳、身分証明書がない人も
「口座がある」と申請すれば
銀行から10万円までの一時貸出金が支払われましたが
生活を立て直すためには十分な金額ではありません。
避難グッズを用意する時には
身分証明書、通帳のコピーと合わせて
印鑑もぜひ用意して下さいね。