みなさま、こんにちは、ギリコです。
このたびOurAge大豆探検部をつくることになりました。
部員は私ひとりです。
この大豆探検部は大豆について面白そうなこと、興味深いものを探す部です。
その部活の様子を連載で書くことになりました。
きっかけはエクオール。
去年春、取材でエクオールという腸内で産生される菌の存在を知ったギリコ。
エクオールをつくれるのは日本人ではふたりにひとり。
郵送でできる手軽な検査でわかるのですが、自分の腸内にその菌を産生する能力があると判定されたときはとてもうれしかった!
また同時に人の健康にとって、大豆のパワーがどれだけ大事かを痛感。
(そのときの様子はギリコのブログ「あなたの腸はエクオールをつくれる腸?」全5回をお読みいただけますと幸いです)
そのため前よりも頻繁に大豆製品を食べるようになったギリコです。
これはギリコ以外の編集スタッフ、たとえばマドレーヌも同じことを言っています。
↑OurAgeでおなじみのマドレーヌ。
「私もエクオールがつくれます。大豆製品をもっと食べようって気持ちになりましたよ」
そのひとつが納豆です。
前はスーパーで積まれているものをなんとなく買っていましたが、今は外出先で積極的によさそうなものを見つけては購入することが多くなりました。
●7月、山形の道の駅にて購入した納豆。
とても安かった、そして美味しかった。
●月に一度は必ず行く山形の郷土料理の店で売っている納豆。
けっこう高い(300円くらい)。でも美味しい。それに鶴亀納豆という商品名もおめでたくていい。
●銀座にある茨城県のアンテナショップで購入した納豆たち。
さすが水戸納豆で有名な県だけあり、ものすごくたくさんの種類の納豆があります。
これはほんの一部。
いっぱいありすぎて全種類は買いきれなかった。
納豆については満足していますが、悩みは豆腐。
近所に築地でもおいしいと有名な豆腐店があるおかげで、スーパーの豆腐が食べられない舌になってしまったのです。
なのにお豆腐屋さんて閉まるのが早い。朝早く働きだして、夜も早く閉まる。
そのため平日仕事が終わった後は、すでに閉まっているのです。
そんなあるときなんとなくネットで大豆について検索をしていたら、偶然「手作り 豆腐」というのが目に入りました。
読んでみると、どの記事にも「簡単につくれておいしいです」と書いてあります。
ほう。簡単でおいしい、とは。
そこでOurAge大豆探検部通信第1回目は自家製豆腐に挑戦することにしました。
まず成分無調整豆乳とにがりを用意。
なんと!このふたつさえあれば豆腐はできるのだとか。
(にがりは近所のスーパーにはなく、自然食品の店でようやく見つけましたがネットでも購入できるようです)
まずは”電子レンジで簡単につくれる”という記事に惹かれ、挑戦。
結果は……
大失敗。
「豆乳がブクブクする寸前でレンジをとめ、、、あとは10分以上そのまま放置」
とあったのでガラス扉ごしに見張ったのですが、
”ブクブクする寸前”が全くわからない!!!
ブクブクしてからあわてて止めて10分放置しましたが、表面はボコボコ、すもたくさん入りあわれな豆腐ができあがりました。
(写真に撮る気にもならないくらいの惨状でした)
結局2回失敗したので”電子レンジ”はあきらめたギリコ。
反動で今度は思いっきりアナログな方法に挑戦です。
それは、、、
豆乳とにがりを入れた器にアルミでフタをし、10分くらい蒸して放置、というもの。
蒸し器はもっていないので琺瑯鍋にお湯を3センチくらい張り、そのまま器ごとドボンです。
(10分蒸して、7分くらい放置)
おそるおそるアルミのフタをとると……
豆腐らしきものが。
表面に少しアワが見えるのが残念ですが、一発でここまで出来ました~。
イエ~イ!!
こんなに簡単につくれるのかとちょっと拍子抜け。
冷蔵庫にナメコが残っていたので、あんかけにしてかけてみます。
もう一個はシンプルに三つ葉と塩(いちおうフランスの岩塩)で。
確かに、、、、、
おいしい。
あたたかくてやわらかい。
つるつるとのどを通っていき、あっというまに完食。
実はこの夜、相棒は不在。
先にレンジで失敗した2個を「もったいない」と食べたうえ、ナメコあんかけとシンプル岩塩豆腐もひとりで食べたギリコ。
つるつると食べれてしまうので調子にのって食べてしまいましたが、ふと気づけばおなかいっぱい。
豆腐ってこんなにおなかに溜まるものだったっけ???
残念ですが今日の挑戦はここで終了です。
翌朝、休日なのを幸いに今度は大きな皿を使って再挑戦!
しつこいギリコ。
(興味をもつとしつこい)
昨日の器よりかなり大きいものにしたので蒸し時間は長めに。
もはや勘で勝負です。
できた豆腐は表面にちょっとすが入ってしまいましたが、
ふふふ、今回は表面の完成度はどうでもいいんです。
なぜかというと、、、
じゃじゃ~ん!
上にコレをかけるつもりだからです。
タイカレー。
前まえからタイカレーと豆腐って合うのでは、とひそかに思っておりました。
↓できあがり。
相性は悪くない。ごはんと一緒に食べるより低カロリー、しかもかなりおなかがふくれます。
お客さんがきたとき、「うちで作った豆腐なんだけどぉ~」といって出してみたらインパクトありそうです。
ほかにもお気に入りの調味料やソースをつくった豆腐にのっけて食べてみました。
どれもおいしかったけど、万人受けしそうという点からいうとバーニャカウダが一番おすすめ。
あたたかい豆腐との相性がよく、お酒のおつまみにもなりそうです。
これは新発見!
ではでは最後にギリコがたどりついた手作り豆腐のレシピです。
読んでくださったみなさんが、一発で成功するよう願いながら書かせていただきます。
〔材料〕
成分無調整豆乳 200ミリリットル
にがり 小さじ3/4強
※ギリコ注:ネットで検索していると「豆乳200ミリリットルに対してにがり小さじ1」というのが多いようですが、それだとにがりの味が強いように思いました。もちろんお好み次第ですが。固めにつくりたいときはにがりを多くすると固くなります。
〔つくり方〕
①豆乳ににがりをいれて混ぜる。
※このとき全ての動作をしずしずとひそやかに行うのが大事。勢いよくやると泡がたち、出来上がったとき泡がそのまま残ってしまう。
※面倒でなければ茶漉しでこしながら器に注ぐ。(これで泡は大半消えるはず)
②①を2つの器に分けて注ぎ、アルミ箔でフタをする。
③2~3センチくらいお湯を張った鍋に②を器ごと入れて、中火か弱火で10分蒸す。
※お湯をグラグラ煮立たせないように火加減は調整。
④蒸したらそのまま7~10分放置。
ちなみに冷やして食べてもみましたが、、、、イマイチ。
冷やすと欠点がよくわかるといえばいいのでしょうか、、、
食感や風味がプロのものとは違うのがよくわかり、やはり所詮は素人だと実感。
できたてをふうふうしながら食べるのが自家製豆腐は一番いいようです。
OurAge大豆探検部通信。
次回は何に挑戦しようかな?