みなさん、こんにちは。
イリヤプラスカフェの今村です。
今回は、イリヤプラスカフェのオープンから、1年ちょっと
過ぎた頃の、とにかく焦ってた私について、書きますね。
イリヤプラスカフェは、2008年の5月にオープン。
激ヒマな日々が続き、でも気持ちはつねに焦りぎみで、
右往左往しているせいか、1年はあっという間に過ぎて・・・。
土日は、少しずつ、お客さまが増えていったのですが、
とにかく平日が、ヒマ・・・そのことが気になってしょうがない。
でも、というか、カフェがヒマだから続けていた、
というか、続けなきゃ生活が成り立たない私は、
出版の仕事には、そこそこ追われて、いろんな意味でくたくた。
はぁ〜と、心が折れそうになった私は、2009年の初夏のこと、
「思い切って長い休みをとろう、気分を変えよう、
カフェ、オープンしててもど〜せヒマだし・・・
そうだ、1か月くらいNYへ行こう」と思ったのでした。
一時的に、この状況から逃げ出してしまおう、その方がいい、
と思ったのです。
「もしいつかフェが忙しくなったら、長い休みはとれなくなるしねっ」とか
「大好きなNYに行ったら、運気が変わるかも」とか、
「NYのカフェに刺激されて、いいアイディアがわいてくるかも」と、
どこまでも楽観的な性格もあったりして。
ちょうどその頃、NY在住の友人たちから、
「ぜひ遊びに来て、うちに泊まっていいよ」
というありがたいお誘いもうけていました。
カフェは、2009年の8月は、1か月間、お休みすることにしました。
このお休みの間に、このカフェ、やっぱりつぶれてしまった、と
思った人もいたようです。そりゃあそうですよね。
私は、NY郊外の友人宅でのんびりしたり、
カフェ巡りも、もちろん、楽しみました。
その時に行ったカフェも少し紹介しますね。
スーパークールだったのが、MoMA (NY近代美術館)館内の
2階にあるカジュアルスタイルの「カフェ2」です。
MoMA は、年々、人気が高まり、入場するのもかなり並んだり、
たいへんなよう。でも、MoMA は、展示の内容も、
カフェもすばらしいです。1日あってもたりないくらいです。
その時のカフェの様子、ご紹介しますね。
リフレッシュして帰国して、気持ちあらたに、
2009年の9月からはじめからカフェをオープン。
帰国後、私は決めました。カフェにいいと思えることは、
すべて、何でもやってみよう!と。
お客さまの少ない平日は、コーヒーやジンジャーハニーなど、
人気のドリンクメニューを安くしました。
生パスタメニューも増やしました。
そうこうしているうちに、少しずつ、雑誌社からのカフェ取材の
申し込みが増えていきました。で、ほんのちょっとずつお客さまが
増えていきました。でもね、基本はヒマ〜。
そして、2009年も終わろうとしている12月のある日、
とある情報誌から、取材の依頼をいただいて、編集長まで
わざわざ来てくださって、「急ですが、表紙の撮影もお願いします」と。
私は、「もちろん、いいですよ。うれしいです。ありがとうございます」
と、いつものように気軽に取材をお受けしたのでした。
でも、これまでの経験から、正直、反響は期待していませんでした。
(編集長さん、ごめんなさい)
そして、2010年のお正月、私は、今年の目標として、
「薄利でもいい、お客さまにたくさん来ていただける、
活気のあるカフェ、ご近所のみなさんに愛される
デイリーカフェを目指そう!」と。これを2010年度の
私の手帳の最初のページに書いたことを今でもよく覚えています。
さてさて、掲載誌が送られて来たのは、2010年の2月の中頃。
表紙のモデルさんの背景は確かにうちのカフェ
(でも、それは知っているからウチだってわかる程度のぼやっとした背景)。
それよりびっくりしたのは、
カフェ特集の一番最初のページにイリヤプラスカフェが
登場していたのです。しかも、私がパンケーキを焼いている写真入り。
その後、その雑誌を見たお客さまが、不思議な感じで
ぼちぼちと増えていきました。3月、4月になると、気候もよくなって、
平日だけど、結構、お客さまが来てくれたね、という日が増えていったのです。
スタッフも私もうきうき、わくわく。
ところが、そんな矢先、思いもしなかったトラブル発生!
排水の調子が悪くなったのです。工務店さんに来てもらったのですが、
原因不明。どうしたらいいのか・・・
とこの続きは、次回に詳しくお話ししますね。