600年ほど前にお告げによって発見された湯本温泉。体の芯へ響くような温泉の真髄を感じられます。
由緒ある大寧寺の心を受け継ぐ和のゆとりと
茶道をイメージしたテマエのスパ
別邸 音信
● 山口県 湯本温泉
光が差し込む大浴場の内湯と露天風呂。寝湯や岩盤浴でじっくり発汗してデトックスできます。
湯本温泉は600年ほど前に大寧寺の住職が座禅中のお告げによって発見し、今も源泉は大切に寺が管理しています。土産、土法、土食をテーマとした料理の最初に運ばれるのは大寧寺風典座料理という精進の膳。由緒ある寺町の文化を感じさせる始まりにワクワクします。季節の野菜や植物性のタンパク質たっぷりの精進料理は食物繊維やビタミンが豊富なので、血糖値の上昇を抑えて代謝をスムーズにします。
スパは日本の茶道をイメージしたテマエのSPAがおすすめ。4種の茶葉成分を配合したボディバームでリッチでクリーミーな肌になります。
季節ごとに替わる大寧寺風典座料理。ここから優美な懐石へと続く料理は感動の連続。モダンと和が融合するこの宿でしか味わえません。
透明感を感じる水盤の回廊。夜はぐっと幻想的な雰囲気に。
アジアンリゾートのような雰囲気のスパルームは、流れる水音が清々しい。
DATA
山口県長門市湯本温泉
☎0837-25-3377
[泊]¥35,000~、18室、in 14:00 out 11:00、大浴場・岩盤浴男女各1、各室露天風呂、循環併用、アルカリ性単純温泉、pH9.67 *大谷山荘の大浴場も利用可
SPA すべすべ
HIROKO’s POINT
豊かな自然に恵まれた音信川沿いの道を散歩して、共同湯で歴史ある名湯に入浴。体の芯へ響くような温泉の神髄を感じられます。
*[泊]=宿泊料は特に記載のないかぎり、2名1室の場合の1泊2食付き平日1名分の料金(税別)です。宿やホテルにより、別途サービス料や入湯税が加算される場合もあります。
*宿泊日、部屋、料理プランなどによって料金が異なります。
*料理は日によって変わることがあります。
撮影/三谷 浩 杉本 圭 石井宏子
取材・文/石井宏子(温泉ビューティ研究家)