鳴子温泉郷シリーズ最終回は、上品なこだわりが感じられる居心地のよい宿「山ふところの宿みやま」をご紹介。ぬるめの源泉かけ流しで肌ツヤツヤ、土地の食文化を大切にする料理で、身も心も整います。
山ふところの宿みやま
紅茶色の温泉は植物由来のモール成分を含み木材のような香り。ぬるめの源泉かけ流しで肌ツヤツヤに。
肌や体の疲れを感じているときには上質な自然素材に囲まれた癒される温泉宿へ。代々農家を営む茅葺屋根の母屋の奥に金山杉造りの別館。家族でもてなすことを大切にしているので、別館は1日2~3組のみの受け入れ。おいしい自家栽培米をいただき静かな時間が過ごせます。
たった5室のゲストには贅沢な吹き抜けのリビング。
鎮守の森を抜けると里山の風景と宿所有の畑、土地の食文化を大切にする料理の主役は里山の旬野菜や自家栽培の米。大根餅も感激のおいしさ。
DATA
宮城県大崎市鳴子温泉字要害91
☎0229-84-7641
[泊]別館¥16,000~ 別館5室、in 15:00 out 11:00 内湯2、源泉かけ流し(季節により加温あり)、単純温泉、㏗8.0
野菜 すべすべ
HIROKO’s POINT
鳴子温泉へ出かけるときは前回と今回のページを忘れずに。さまざまな泉質の温泉に入れるので、滞在中の宿とは異なる温泉へ出かけてみましょう。美肌磨きなら炭酸水素塩泉、乾燥対策なら硫酸塩泉、冷えや滞りが気になるなら温まる塩化物泉や代謝を上げる硫黄泉など、あらゆる悩みに対応する温泉が選び放題です。湯巡りチケットも賢く活用。地元の方が温かく迎えてくれる温泉街散歩で心まで温まって元気になれます。
*[泊]=宿泊料は特に記載のないかぎり、2名1室の場合の1泊2食付き平日1名分の料金(税別)です。宿やホテルにより、別途サービス料や入湯税が加算される場合もあります。
*宿泊日、部屋、料理プランなどによって料金が異なります。
*料理は日によって変わることがあります。
撮影/三谷 浩 杉本 圭 石井宏子 イラスト/かくたりかこ
取材・文/石井宏子(温泉ビューティ研究家)