南仏プロヴァンス、ロクシタンの里で
自然派の由来を知る
こんにちは小野アムスデン道子です。イライラするようなことが起こった時は、ロクシタンのラベンダー リラックスハンドクリームを手にちょこっとつけて、ハーブディーでも入れて、というのが私の応急手当。このラベンダーの香りをかぐと、南仏プロヴァンスにロクシタンの本社やミュージアム、ロクシタンが経営するホテルを訪れた時のことを思い出します。
マルセイユから車で1時間ほど走ったマノスクというところに、ロクシタンの本社、工場、そしてその歴史や哲学を紹介するミュージムまであります。ロクシタンが出来たのは1976年。創業者であるオリビエ・ボーサンがわずか23歳の時に、古い蒸留機を使って抽出したローズマリーのエッセンシャルオイルをプロヴァンスのマルシェで売りはじめたのが始まり。今では800種類もの厳選された原材料を用いて作られています。衛生管理が徹底されている工場で、見慣れたパッケージの商品がどんどん作られていました。工場見学は、予約すれば誰でもでき、隣接する売店は品揃えが豊富で、ちょっとお得に10%引きで製品の購入できます。
アンチエイジングに勧められたのは、コルシカ島で採れるオーガニックのイモーテルという花のほか、ヒナギク花エキスや月見草油など7種類の植物成分で作られた「ディヴァイン」というシリーズ。とても柔らかでコクのあるクリームのテクスチャーが効きそうです。
ロクシタン本社 ファクトリー見学
月曜日~金曜日(入場無料)
(現地へ事前申込み必須。申込み先:TEL (+31)04 92 70 32 08
または email : surreservations.visites@loccitane.com )
次ページでは、ロクシタンが経営する ホテルのご紹介です。
このマノスクからさらに車で約2時間半のマーヌにあるのが、ロクシタンが経営するホテル「ル・クヴォン・デ・ミニム ホテル&スパ」。17世紀に建った修道院を改装したホテルは昔の造りを生かして、木やしっくいなどナチュラルな素材を使いながら、ラベンダーの紫をモチーフにするなど、モダンなインテリアでとても快適です。中にあるロクシタンスパには、水中エアロバイクが置かれたインドアプールも備えていて、ゆっくりできます。
ル・クヴォン・デ・ミニム ホテル&スパ
Le Couvent des Minimes Hôtel & Spa
http://www.couventdesminimes-hotelspa.com/
プロヴァンスには、1991年に出来たラベンダー博物館もあって、日本語のパンフレットも置かれています。一口に、ラベンダーといっても2種類あって、香水に使われるものは800m以上の高地で育つ香り高いもの、アロマセラピーのオイルなどに使われるのは、海に近い所に生えるラヴェンディンというものだそう。南仏のラベンダーの開花シーズンは、6・7月の2ケ月間。その時期は、一面が紫に染まるラベンダー畑の絶景が見られるそうです。
取材協力/
フランス観光開発機構
http://jp.france.fr
プロヴァンス・アルプ・コート・ダジュール地方観光局
www.tourismpaca.com