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懐かしのローラ・アシュレイ お宝をバージニア州で発見

小野アムスデン道子

小野アムスデン道子

世界有数のトラベルガイドブック「ロンリープラネット日本語版」の編集を経て、旅の楽しみ方を中心としたフリーランス・ライターへ。
旅と食や文化、アートなどライフスタイルについての執筆や編集、翻訳多数。
日本旅行作家協会会員。
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懐かしのローラ・アシュレイ

お宝をバージニア州で発見

 

 

 

こんにちは小野アムスデン道子です。アメリカのバージニア州は、イギリスから独立した最初の13州の一つ。古くから開けた豊かな土地は、初代アメリカ合衆国大統領ジョージ・ワシントンや第3代大統領で独立宣言書を起草したトーマス・ジェファーソン、アメリカ合衆国憲法の父といわれる第4代のジェームズ・マジソンなど多くの大統領を輩出しています。

 

首都のワシントンD.C.からも近く、実際、訪れてみると緑がいっぱいで、邸宅といった趣きの大きな家が並び、豊かさを感じます。ジェームズ・マジソンの邸宅だった「モンティピリエ」は立派なプランテーションハウス。

ジェームズ・マジソンの邸宅「モンティピリエ」

 

 

次に、トーマス・ジェファーソンの邸宅「モンティッチェロ」に向かう途中、昼食に立ち寄ったのが「ケズウィックホール」という客室数は48室ながら、1912年に建ったイタリアンスタイルの邸宅建築がゴージャスなホテル。

ローラアシュレイホテル外観

 

 

ゴルフコース、広大な庭園、その庭園を一望するインフィニティ・プールやスパも揃えています。

ローラアシュレイホテル庭園

ローラアシュレイホテルのプール

 

そしてホテル内は……次のページに続きます。

とてもロマンチックな雰囲気があるので、ウェディングの場所としても人気なのです。わざわざ日本から来てプライベートウェディングを挙げるというカップルも結構いると聞いて驚いたのですが、マネージャーの解説を聞いて納得。ここは1992年まで「ローラアシュレイホテル」として知られていたのです。

ローラアシュレイホテル内部

 

ローラ・アシュレイと言えば、ロマンチックな花柄で一世を風靡した英国のデザイナーで「懐かしい!」と思われる人も多いのでは? ローラ亡き後、夫であるサー・バーナード・アシュレイがここで朽ちかけていた大邸宅を見つけ、3000万ドルの費用を費やして、ローラ・アシュレイを偲ぶ、48室の豪奢なカントリーハウスのようなホテルを造り上げたのです。

ローラアシュレイホテルの客室

 

ローラ・アシュレイのデザインの壁紙やファブリックはもちろん、当時、ベルギーに自宅のあったバーナードは、調度品などもこちらに移してきて、まさに別宅でお客をもてなす場所のような感覚だったのかもしれません。

ローラアシュレイホテル写真

 

ローラ・アシュレイのゆかりの地、かつ当時の贅を尽くした雰囲気は、ウェディングにはぴったりで、この上なくロマンチックだと思います。そして、もう一つ聞いた驚きのお話が、ここに眠るローラ・アシュレイのお宝。

 

ホテルには、ローラ・アシュレイのオリジナルプリントの壁紙やファブリックが4トントラック一台分ぐらい残っていて、管理がたいへんとのことで、引き取ってくれる所を探しているとか。なんでも一括で8000ドルほどでよいそう。

 

ローラ・アシュレイのミュージアムを作りたいというような、我と思わん方は連絡を取ってみては?!

ローラアシュレイ デザインのファブリック

趣きのあるレストランでお昼をいただき、ゆったりとスパのマッサージを受けに立ち寄ったのですが、思わぬお話にアメリカらしいスケールを感じたのでした。

 

 

ケズウィックホール Keswick Hall

http://www.keswick.com/

取材協力/

バージニア州観光局  http://www.virginia.org

 

 

 

取材・文/小野アムスデン道子

 

 

 

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