老化や病気の予防など、さまざまなチカラがある水素。
生活の中で、簡単にとりいれられる方法を紹介します。
1
水素水を手軽に飲むなら、
アルミパウチ入りが正解!
水素水は水素ガスを水に溶かしたもので、高濃度で含まれていることが重要。水素分子は小さく、拡散性があるため、ペットボトルやガラス瓶も通過してしまいます。水素の保存性を考えると、容器はアルミパウチがベスト。また、温めて飲みたい場合は、ヤカンなどで沸かすと水素が抜けてしまうので、パウチのまま約80度の湯せんで。この性質を考えると、料理には不向きです。
心地よいスズランの香り。水素化マグネシウムにより、高濃度の水素を発生させ、約8時間持続。
2
水素水は週に1~2回の
ガブ飲みが効果的
水素は悪玉活性酸素を撃退するだけでなく、遺伝子のスイッチを調整して、悪玉活性酸素ができにくい体質にしてくれます。水素の働きは1日くらい持続するので、水素水をつねに飲む必要はありません。むしろ、ちびちび飲むよりも、遺伝子のスイッチをオンにするために、一度にたっぷり飲むほうが効果的。週に1~2回、1日300~500㎖を目安に飲むといいでしょう。
3
水素は皮膚を通るので、
お風呂やコスメも有効
水素分子は極小のため、皮膚を通り抜けて体に入り、水素風呂につかると約7分で体中に水素が行き渡ります。水素入りコスメの美肌効果も期待大! いずれも化粧品成分として認められている水素化マグネシウムで水素を発生させるものを選ぶのが正解。水素化ホウ素ナトリウム、アルミニウムで発生させるものもありますが、これは長期使用による体への悪影響が懸念されます。
4
サプリメントなら
高濃度で摂取できる!
手軽に高濃度の水素を摂取できることで、サプリメントも大人気。この場合も選ぶ基準は、どうやって水素を発生させるか?岩塩からとったミネラルに水素を吸蔵させたものは、体内で水と反応して水素を発生させます。しっかり水素を摂取でき、飲んでも安全性が認められているのでおすすめ。配合成分に精製岩塩と書かれています。必ずチェックを!
5
水素水サーバーは、
メンテナンスが重要
自宅に置ける水素水サーバーは、水素の充塡方法によって、大きく分けて3タイプがあります。①電気分解で水素を発生させる。②水素ガスの圧力を加える。③マグネシウムと水を反応させる。いずれも水素濃度がきちんと明記されているものを選びたい。目安は0.8ppm(0.8㎎/ℓ)以上。また、水素水はバクテリアを発生させやすいので、メンテナンスが大切。アフターケアの有無も確認して、賢く選びましょう。
取材・文/山村浩子