OurAge世代には気になる「漢方」。
「漢方」で体調、体質改善をした方に実体験をおうかがいしていきます。
続いてお話を聞いたのは、更年期の不調をきっかけに漢方を取り入れたという主婦の神森さん。
CASE.2
「体の微妙な変化に合わせた漢方薬で、更年期の不調を改善」
神森順子さん
1963年生まれ。主婦。
幼少期からの虚弱体質やPMS(月経前症候群)を改善するため、漢方愛用者の母の影響で、小学生の頃から漢方薬に親しむ。その後、更年期による不定愁訴の緩和、体質改善のために本格的に漢方を取り入れ、体調管理を続行中。
神森さんの〝かかりつけ〞漢方薬局は、「テンミョウ薬局」(神奈川県横浜市青葉区柿の木台4-1 ☎045-974-4476)
夫の海外赴任に同行、海外在住時に更年期症状が現れたという神森さん。
「体重が8㎏減って不眠、うつ状態に。何が起きたのかわからず、半年間寝たきりのような状態が続きました」
何とかしなければと、自力でできるケアを始めた中のひとつが、日本から取り寄せた漢方薬でした。46歳で日本に帰国した後も、不眠や強い不安感、イライラ、耳鳴りや動悸などの不定愁訴に悩まされたそうです。
「ホルモン治療や精神安定剤とは違う方法で改善したいと、食事療法やアロマ、サプリメント、整体や鍼などを試しましたが、決め手が見つけられず、漢方薬局へ相談に。症状に合わせて漢方薬を組み合わせてもらったところ、イライラや不安感がすぐに緩和。今でも、更年期による不定愁訴のほか、季節の変わり目にも弱く、つい考え込みがちな性格もあって個々の症状は繰り返し出ることもありますが、随分軽減され、かなり元気になりました」
信頼するテンミョウ薬局の天明勉さんと。
「細やかで朗らかなアドバイスも、治癒力アップにつながっていると思います」
上が漢方の生薬。下が漢方薬局で組み合わせた薬。お湯と一緒に飲みます。
「その時々の症状と、胃腸が弱いなど、もともとの体質もフォローしてくださるので心強い。風邪をひいたときは、熱が高い、喉が痛いなど症状の変化に合わせて絶妙に内容を変え、1日分から出していただけるので、助かっています」
漢方薬局で処方してもらう漢方薬以外にもさまざまなケアを心がけている神森さん。
次回、取り入れているものをご紹介いただきます。
※ 記事に書かれている漢方薬・医薬品は、個人の体質や状態により効き方が違います。
※漢方薬・ 医薬品の購入については、医師または薬剤師、登録販売者にご相談ください。
撮影/フルフォード海 取材・原文/蕨 康子