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正しい“タンパク質”ライフ PART5/斎藤糧三さんおすすめの糖質制限&タンパク質摂取の方法③

話題の本の著者に聞く

 

「私が考えるタンパク質のとり方」

 

 

今、タンパク質を積極的にとる健康法やダイエット法を説く本がブーム。 特に話題の2冊の本の著者に、おすすめのタンパク質のとり方を伺いました。

 

ここでは、4回に分けて著書「ケトジェニックダイエット」で話題の斎藤糧三さん先生が提唱する、正しい糖質制限&タンパク質摂取の方法と健康的なダイエットの方法をご紹介していきます。

 

今回は、「牛肉」は理想的なタンパク源だというお話です。

 

 

 

 

 

『ケトジェニックダイエット』の斎藤糧三先生に聞きました

斎藤糧三さん Ryozo Saito

MyAge 9号 斎藤先生

 

1973年生まれ。’98年日本医科大学医学部卒業後、産婦人科医に。現在、日本機能性医学研究所所長。アンチエイジングクリニックのプロデュースも行う。得意分野は、栄養療法、アレルギーの根本治療、ケトジェニックダイエット指導、更年期症候群治療など幅広い

 

 

MyAge_009_062-ケントジェニックダイエット本

 

斎藤糧三 著『ケトジェニックダイエット』

 

糖質を制限しながらタンパク質や必要な栄養をしっかりとって行う、ケトジェニックダイエットの方法や効果を詳しく解説。斎藤先生をはじめ、この方法で痩せた人のビフォー・アフター写真も多数掲載。¥1,300/講談社

 

 

 

 

 

糖質制限&タンパク質摂取で、

健康的に効率よくダイエット

 

 

近年、糖質制限がブームですが、糖質制限に加えてタンパク質をしっかりとることも重視しているのが斎藤糧三先生の提唱する「ケトジェニックダイエット」。

 

「糖質制限をすると糖の代わりに脂肪が分解され、その過程で生まれるケトン体という物質がエネルギーとして使われるようになります。この“ケトン体回路”が回り続けると、体脂肪がどんどん分解され効率よく痩せていきます。ただし体内で糖質が不足すると、肝臓でアミノ酸やグリセロールを材料として糖を作り出す“糖新生”システムが働き、筋肉のアミノ酸が消費されます。そのためタンパク質を十分にとらないと筋肉が減ってしまいます。糖質制限で体を壊す人が多いのはこのためです。そこで正しい糖質制限術を説くために書いたのが本書です」

 

 

ケトジェニックダイエットでは、糖質を1日60g以下に制限しつつ、1日に、体重1㎏あたり1.2〜1.6gのタンパク質をとるのがルール。また、糖質制限中に不足しやすいミネラルや食物繊維、体内で合成できない必須脂肪酸のオメガ3脂肪酸も、毎日とるのが基本です。

 

「ケトジェニックダイエットは、2週間を目安にし、最長でも1カ月を限度に行います。実践した人の多くは、健康的に美しく痩せるだけでなく、疲れにくくなったり、貧血や便秘、冷え症、糖尿病、高血圧、アトピー性皮膚炎などさまざまな不調の改善効果も報告されています」

 

実際この本では、半年で10㎏痩せた人や10カ月で32㎏痩せた人など、多くの実例が写真とともに紹介されているうえ、さまざまな不調の改善例も紹介。体型や体調に悩む人は、一読の価値あり!

 

 

先生がおすすめなのは、牛肉だそう。詳しくは、次ページに。

3.理想的なタンパク源は、牛肉

 

 

牧草を食べて育った健康牛がイチ押し

 

斎藤先生が理想的なタンパク源と考えるのが牛肉。

 

「牛肉は食物アレルギーが出にくいうえ、女性に不足しがちな鉄や亜鉛も多く含んでいます。特に牧草を食べて育った牧草牛は、穀物を食べて育った穀物牛より、オメガ3脂肪酸が豊富で、理想的なタンパク源です」

 

 

 

たどり着いた結論はニュージーランド産牧草牛

 

牧草牛でもイチ押しはニュージーランド産。

 

「ニュージーランドでは100%の牛が放牧で牧草だけを食べ、抗生剤も投与されず、病気になって投与されるときも最小限に抑えられ、ホルモン剤の使用も禁止されています。おいしくて和牛より値段が手頃なのもいい点」

 

 

 

ニュージーランド産牧草牛が手軽に買えるようになった

 

近くでニュージーランド産牧草牛が買えない場合、Amazonでも購入可能。「日本機能性医学研究所 ニュージーランド産 プレミアム 牧草牛」で検索すると、斎藤先生厳選の牧草牛が購入できます。

 

「ニュージーランド産の最高級ブランドのおいしい赤身肉です」

 

 

「牛肉の中でもニュージーランド産牧草牛は、特に高タンパク・低脂肪で、ミネラルやオメガ3脂肪酸も多く理想的」

「牛肉の中でもニュージーランド産牧草牛は、特に高タンパク・低脂肪で、ミネラルやオメガ3脂肪酸も多く理想的」

 

 

 

 

 

次回は、アレルギー対策として卵や乳製品の食べすぎには注意すること、というお話です。

 

 

 

撮影/フルフォード海〈人物〉 鈴木泰介〈食品〉

スタイリスト/中野径恵〈食品〉 取材・原文/和田美穂

監修/斎藤糧三

撮影協力/UTUWA

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